2021年12月10日金曜日

“革新的”研究成果が コロナワクチン開発に 女性科学者の思い

 4日前に「マスク」の繰り返し使うための記事を採り上げていましたが、日本では「武漢ウイルス」で世界に大きな効果を発揮する?「マスク」の取り換えを必要としている、洗濯の仕方が採り上げていましたので今日はワクチン開発話題を採り上げて見ましょう。

ワクチン開発でハンガリー出身の科学者、カタリン・カリコ博士は、大学卒業後アメリカに渡り、遺伝物質の1つ「mRNA」の研究を行っていましたが、遺伝物質「mRNA」は、体内に入れるとすぐに分解されるほか、炎症反応を引き起こしてしまうため、長年、薬などの材料として使うのは難しいと考えられていました。しかし、カリコ博士らはmRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられることを発見。この技術を用いて2020年、新型コロナウイルスのワクチンが開発されました。

現在、日本で接種が始まっているファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは2つともこの技術を使っていて、欧米の研究者などからは、実用化の鍵を握るこの研究成果はノーベル賞に値するという声もあがっているそうです。

 




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新型コロナ 世界からの報告

革新的研究成果が コロナワクチン開発に 女性科学者の思い

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-situation/detail/hungary.html

 



  

新型コロナウイルスの発症と重症化を防ぐ「切り札」と期待されるワクチンの1つ「mRNAワクチン」に欠かせない技術を開発したことで知られ、世界的に注目される科学者、カタリン・カリコ博士がNHKの単独インタビューに応じ「ワクチンを導入した国では効果が確認されている。希望を持って欲しい」と日本の私たちに向けてメッセージを述べました。

 

苦難の連続

 

ハンガリー出身の科学者、カタリン・カリコ博士は、大学卒業後アメリカに渡り、遺伝物質の1つ「mRNA」の研究を行いました。

しかし、研究成果はなかなか評価されず、助成金の申請を企業に断られたり、所属していた大学で役職が降格になったりするなど、40年にわたる研究生活は苦難の連続でした。

 

2005年には、当時同僚だったドリュー・ワイスマン教授と、今回のワクチンの開発につながる革新的な研究成果を発表しましたが、これも注目を集めることはなく、その後大学の研究室を借りる費用も賄えなくなり、2013年にドイツの企業ビオンテックにうつりました。

 



  

遺伝物質「mRNA」は、体内に入れるとすぐに分解されるほか、炎症反応を引き起こしてしまうため、長年、薬などの材料として使うのは難しいと考えられていました。

しかし、カリコ博士らはmRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられることを発見。

この技術を用いて2020年、新型コロナウイルスのワクチンが開発されました。

 

現在、日本で接種が始まっているファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは2つともこの技術を使っていて、欧米の研究者などからは、実用化の鍵を握るこの研究成果はノーベル賞に値するという声もあがっています。

 

「本当のヒーローは医療従事者など」

 



  

カリコ博士は今回、NHKの単独インタビューに応じ「物事が期待通りに進まない時でも周囲の声に振り回されず、自分ができることに集中してきた。私を『ヒーローだ』という人もいるが、本当のヒーローは私ではなく、医療従事者や清掃作業にあたる人たちなど感染のおそれがある最前線で働く人たちだ」と述べました。

 

そのうえで、日本の私たちに向けて「接種が進んだ国では普通の生活に戻りつつあるところもあり、ワクチンの効果は確認されている。もうしばらく注意深く過ごさなければならないが、希望を持って欲しい」と述べました。

 

mRNAワクチン」とは

 

ファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは、ともに「mRNAワクチン」と呼ばれています。

 

新型コロナウイルスの表面には「スパイクたんぱく質」と呼ばれる突起があり、ウイルスはここを足がかりとして細胞に感染します。

 



  

遺伝物質のmRNAは、この突起の部分のいわば「設計図」にあたり、ワクチンを接種すると、これをもとに、細胞の中でウイルスの突起の部分だけが体内で作られます。

 

そして、この突起によって免疫の仕組みが働き、ウイルスを攻撃する「抗体」などが体内で作られるため、あらかじめワクチンを接種しておくと発症や重症化を防ぐ効果があるとされています。

 

mRNAをワクチンに用いるアイデアは以前からありましたが、体内に入れると異物として認識されて炎症反応が起きることなどから、研究者の間では実現は難しいと考えられていました。

 



  

こうした中、カリコ博士は当時同じペンシルベニア大学にいたドリュー・ワイスマン教授との共同研究で、細胞の中にある「tRNA」と呼ばれる別のRNAは炎症反応を起こさないことに注目。

mRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を、tRNAでは一般的な「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられるとする論文を2005年に発表しました。

 

さらに2008年には、特定のシュードウリジンに置き換えることで、目的とするたんぱく質が作られる効率が劇的に上がることも明らかにしました。

 

カリコ博士らは、基礎医学の発展に寄与した功績が認められ、ノーベル賞受賞者も多く受賞しているアメリカの医学賞、ローゼンスティール賞を2020年に受賞しました。

この賞の選考委員会で議長を務めるジェームズ・ヘイバー氏は「カリコ博士らの研究はmRNAワクチンの開発にとって、最も重要なものだった。ウイルスとの闘いを根本から変える驚異的な成果で、今後はこの技術を使って多くのワクチンが迅速に作り出されるだろう」と評価しています。

 

苦節40年 母国を離れて

 

ハンガリー生まれのカリコ博士は首都ブダペストから東におよそ150キロ離れた地方都市で育ちました。親は精肉店を営んでいました。

大学で生化学の博士号を取得したあと、地元の研究機関で研究員として働きましたが、研究資金が打ち切られたことから1985年、夫と娘の3人でアメリカに渡りました。

 





  

当時ハンガリーは社会主義体制で、外国の通貨を自由に持ち出すことができなかったため、出国の際、カリコ博士は2歳の娘が持っていたクマのぬいぐるみの中に全財産の900ポンドをしのばせてアメリカに持ち込んだということです。

 



  

アメリカでは、ペンシルベニア州のテンプル大学やペンシルベニア大学で研究員や助教として働き、mRNAなどの研究に没頭。

しかし、研究成果はなかなか評価されず、助成金の申請を企業から断られたり、所属していた大学の役職が降格になったりするなど苦難の連続だったといいます。

 

そうした中、ペンシルベニア大学の中でコピー機を使う際に言葉を交わしたことがきっかけでHIVのワクチン開発の研究をしていたドリュー・ワイスマン教授と知り合い、2005年、今回のワクチン開発に道をひらく研究成果を共同で発表しました。

しかし、この論文も当時は注目されず、2010年には関連する特許を大学が企業に売却してしまいました。

 



  

多くの研究者がその可能性に気付かない中、ドイツの企業ビオンテックはこの研究成果に注目。企業に招かれたカリコ博士は2013年に副社長に就任、おととしからは上級副社長を務めています。

 

20203月、ビオンテックは以前から共同で研究していたアメリカの製薬大手ファイザーとmRNAを用いた新型コロナウイルスワクチンの開発を開始すると発表。臨床試験で95%という高い有効性を確認したとして世界を驚かせたあと、共同開発の発表からわずか9か月後の202012月に一般の人へのワクチンの接種が開始。カリコ博士らの功績が世界に認められることになりました。

 



  

 

「パンデミック収束への希望を与えた」

 

アメリカ政府の首席医療顧問をつとめるアンソニー・ファウチ博士は、20212月「1年を待たずに2種類のワクチンができた。この2つはともにmRNAワクチンで、90%以上の高い有効性を示している。そして、いずれもカリコ博士らが2005年に発表した研究成果が土台となっている。世界にパンデミック収束への希望を与え、ワクチンのさらなる可能性を開いた」と述べ、カリコ博士らの研究成果を評価しました。

 

またイギリスの新聞、ガーディアンは「カリコ博士は新型コロナワクチンの技術のパイオニアだ。研究者としての環境を求めてクマのぬいぐるみにわずかなお金を隠してアメリカに渡った研究者が、今ではノーベル賞の有力候補といわれている」と報じています。

 

また、フランスのニュース専門チャンネル「フランス24」は「カリコ博士は研究者の中心から外れたところで何年も過ごした。カリコ博士と、共同研究者のワイスマン教授は今ではノーベル医学・生理学賞の本命候補となっている」と伝えています。

 



  

ペンシルベニア大学の上級研究員、村松浩美さんは、10年以上にわたってペンシルベニア大学やドイツの企業でカリコ博士とともに研究してきました。

 

村松さんは「研究が趣味のような人で、『土日は家で論文が読める』などと言ってとにかく毎日、論文を読んでいた」と研究に没頭するカリコ博士の様子を振り返りました。

さらに「予想とは違っても実験で出た結果を大事にする人だった。結果のよしあしに引きずられず、データを受け止めて研究を進めた。これが本当の科学だと思った」と述べました。

 

また「彼女のような革新的な研究であっても助成金がもらえないケースがあるのだから、ノーベル賞級の成果だったとしても、人目につかないまま消えていったものがたくさんあると思う」と述べました。

「父つぁん」はこの記事の様に40年にも亘る苦節が日の目を見る事もない研究に邁進している研究者も多くいるので、日本もこの様な研究に国が手厚く資金を埋もれている研究にも一応参考にしてみたい!

健康な体と同時に食生活も必要。ことわざ「医は仁術なり」の意味で「医」は、「医療」のことを指します。一方、「仁」は「思いやり」のことを指します。また、「術」は「仕事、能力」を意味します。

つまり、「医は仁術なり」とは、「医療は体の病気を治すことにとどまらず、思いやりを示すことでもある」という意味です。このことわざを「食は医なり」に置き換えるとさすがに無理があるかも知れませんが難しく考えないで良いのかも?中國の言葉に「医食同源(いしょくどうげん)」が有ります。これが、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方。

「医食同源」という言葉自体は中国の薬食同源思想から着想を得て、近年、日本で造語された。この言葉「医食同源」は発想の元になった中國へ逆輸入されている。

初出は1972年、NHKの料理番組『きょうの料理』の特集「40歳からの食事」において、臨床医・新居裕久が発表したものだそうです。現在、日本で接種が始まっているファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは2つともこの技術を使っていて、欧米の研究者などからは、実用化の鍵を握るこの研究成果はノーベル賞に値するという声もあがっているそうです。




  2021128 1230
朝日新聞デジタル 記事 


 

最新ニュース ワクチン情報 国内の動き 世界の動き 感染者情報

新型コロナウイルスオミクロン株

 

コロナ抗体薬ソトロビマブ「オミクロン株にも有効」 英GSK発表

https://www.asahi.com/articles/ASPD83JCGPD8ULFA008.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

ロンドン=和気真也

 



  

英国の研究施設にある英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のロゴ=ロイター

 

 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は7日、新型コロナウイルス感染症の治療薬「ソトロビマブ」が、変異株「オミクロン株」にも有効だと発表した。ソトロビマブは、高齢者や基礎疾患があり、重症化リスクが高い軽症や中等症の患者の治療に使える点滴薬として、日本では9月に国内での製造販売が特例承認された。

 

 GSKの発表によると、オミクロン株の疑似ウイルスを使った試験で、ウイルスが細胞に感染するのを妨げる中和抗体が、有効に作用していることを確認できたという。GSKの研究開発トップのハル・バロン博士は声明で、「試験データは、この中和抗体がオミクロン株を含み、懸念される変異株全てに効果があると示している」と述べた。

 

 治験では、ソトロビマブを使うことで、有効成分を含まない偽薬の場合と比べて、死亡や入院の割合が79%少なくなったという。(ロンドン=和気真也)

「武漢ウイルス」で世界に変異株が次々と現れていますが、世界の医療関係の現場や、研究機関も一応参考にしてみたい。ただ、我々はその都度外出から戻れば石鹸で自らの手や「マスク」を洗う事を手洗いでしないといけない!

更に自分の体力維持のためにも四季の食材にも生かす方法を調理師さんにも知識として頭にあれば最強でしょうね!食材のビタミンB12やビタミンD、ミネラルなどのビタミン不足がかくも甚大な結果を招く事があるかも知れないので要注意!なんでも気にする人には本当に胃が痛みます。ともあれ、自分の健康のヒントが多くあるので、自分の参考にして下さい。色々と食材で健康に良いとされる調理に生かせる人は健康が維持できる事に為ります。

自分の健康は自分で作る!自己治癒力を高めるのには運動と同時に食事にもあるので、調べるのは大変かも知れません。「父つぁん」は何も考えずに食べる人です。



 「俺っち」には、ジャンクフードを食べてみたいけど、牙にはポテトチップは如何なのかな?此れを見て「俺っち」に食べさせようとする人が多いかも?やっぱり持って来て呉れるひとは少ないでしょうね。でもやっぱり気に為る人はこの記事を読んで今迄、気にしなかった事を反省?しますか?売り上げに影響を受けるジャンクフードが有るかも知れないので心配です。
判断する人の思い込みや、気にして居ては何も買えないと思う人に分かれるけれど、気にしないで食する事が良いとも言えませんね?なんでも気にする人には本当に、自分の健康のヒントが多くあるので、自分の判断で参考にして下さい。「俺っち」は考えています。「俺っち」は、本日はジャンクフードで食べたい物を手にして、食べ始めると潤沢に目の前に有れば際限なく辞められない!結果肥満で動きにくい体質に変化の様な大変な事になる。

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