2021年4月10日土曜日

東芝2兆円買収提案に利益相反の懸念!?

 最近は「武漢ウイルス」で対応が世界も日本も混沌としている時期に一方では売り上げに四苦八苦、一方では個人の生活をどの様に維持するのが良いのか?

いずれにしても解決策を一生懸命に探している時に世界の巨大企業に何があったのでしょうか?

 

今回の記事でも「世渡り上手?」な人間が増えているんだと思うけれど?

叩き上げでは無い人が横滑りで会社のトップに座ってしまうので、一生懸命に会社のためと頑張っていても気が付けば所属していた部門が切り離されていくのを見ているばかりで個人の自由な気持ちを今はやりの「SNS」で発信する事で従来の自分の逆境を乗り越えるより手がない。

 

虐(いじ)め?や記事の様にあまり社内事情に対して攻撃する事もなかった件でも色々な発言をリツイートなどで一気に拡散するので一人ひとりが行動や発言に注意しなければ行けない時代に為りました。

 

この問題は各方面で思い付いたらすぐ投稿する人も多いので投稿前の自分の言葉を検証する事もなく直ぐネットに投稿する。どの様な汚い言葉や変換ミスも確認されます。身を守る色々な手段があるのでしょうか?

 

「武漢ウイルス」問題の陰に隠れてトップや株主、さらに金に飽かしたファンドの心無い人達の対応で相手が追い込まれる事に想像力を働かせる事も考えても良いのかも知れません。

最近のいろんな分野の人の自殺も配慮の無い投稿が多い様に思えてなりません。



   2021/4/10 07:00


東芝2兆円買収提案に利益相反の懸念!? ちらつくのはあの「プロ経営者」の影

資生堂、武田薬品も同様の手口で…

https://bunshun.jp/articles/-/44709

 

西田 壮太 genre : ビジネス経済企業社会

2021/4/10 07:00

 

「提案は来ている。これから取締役会で議論する」

 

 7日朝、日経新聞が「東芝に買収提案へ 2兆円超で非公開化 英ファンド」との記事を1面トップで報じた。M&Aがらみのスクープが飛び出すと、当事者は「ノーコメント」と言うケースが多い。しかし、東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は新聞を見て自宅へ集まった報道陣に対して、「その話ですか」と言わんばかりの口調で冒頭のように述べた。

 



  

東芝ビル ©文藝春秋

 

車谷社長を救うために買収提案は行われたのか?

 

 その後、東芝は英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズ(以下CVC)などによる買収の初期提案を受領し、審議を開始したと発表。CVC2兆円を超える金額を投じて、東芝を買収し、株式を非公開化する提案をしたという。

 

 しかし、この突然の買収提案にはいくつもの疑問点が残る。

 

 まず、車谷社長とCVCとの関係性だ。実は車谷氏はいま窮地に立たされており、彼を救うためにこの買収提案は行われたのではないかという見方ができるのだ。

 

 昨年7月に開かれた株主総会で車谷氏は苦い思いをした。議案の1つだった「取締役の再任」で車谷氏の続投に賛成したのは約57%と12人の取締役の中で最低だった。

 

 さらにこの総会にはケチがついた。開催後に一部株主の議決権が無効になったことが判明。一部の外国人投資家が東芝からの圧力を受けて議決権行使を断念したことも明らかとなった。

 



  

車谷暢昭東芝社長 ©文藝春秋

 



  

車谷暢昭東芝社長 東芝HPより

 

エフィッシモが放った「二の矢」

 

 そこで東芝の筆頭株主で、「物言う株主」としても知られるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが昨年末に株主総会の公正性を調査するよう求めた。東芝がこれを拒否したため、エフィッシモは「ニの矢」を放った。再調査をするかどうか、株主に判断を委ねようと、臨時株主総会の開催を請求したのだ。この請求により、臨時総会が今年318日に開かれ、エフィッシモの主張は賛成多数で可決された。

 

 臨時株主総会で決まった「再調査」の結果はまだ出ていない。しかし議案が可決されたのを見て、「昨年の株主総会が現経営陣によって都合よく運営された」という心象を持った株主は増えたはずである。陣頭指揮を執っていた車谷氏のイメージが悪化する可能性は高い。このため、今年の6月に開かれる予定の株主総会で、車谷氏の再任に賛成する比率はさらに下がり、場合によっては50%を切って再任を否決される可能性も出てきた。

 

CVCは“車谷社長の”ホワイトナイト?

 

 車谷氏が絶体絶命の状況の中、CVCの買収提案は飛び込んできた。今後、東芝が買収を受け入れ、株式を非公開化すれば、エフィッシモを含む「物言う株主」の揺さぶりから現経営陣は逃れることができる。さらに、CVCが現在提案しているように、東芝の株式を現在の株価よりも3割高い水準で買い取るというのであれば、うるさ型の株主は東芝株を手放す可能性もある。

 

 つまり、CVCは“東芝の”というよりも“車谷氏の”ホワイトナイト(白馬の騎士)のように映るのだ。

 

 そもそも車谷氏は三井住友銀行で副頭取を務めたバンカーだが、東芝の社長兼CEOに就く前はCVC日本法人会長の座にあった。車谷氏が「現在、CVCとは何の関係もない」といくら強弁したとしても、古巣が手を差し伸べている構図そのものは変わらない。

 

日経新聞では「広い意味での利益相反にあたる」

 

 さらに怪しいことがある。社外取締役に就いている藤森義明氏の存在だ。ひょっとすると、車谷氏よりこちらの方が問題かもしれない。

 



  

藤森義明氏 ©時事通信社

 

 同氏は現在、CVC日本法人の最高顧問でもある。そのポストに見合う報酬をもらっているであろう人が、片や東芝の取締役として、「買収提案に賛成するか反対するか」を主張できる立場にあるのだ。日経新聞の8日付朝刊は、車谷氏や藤森氏とCVCとの関係について触れたあとで、国内外のMAに携わる弁護士による次のコメントを伝えている。

 

〈広い意味での利益相反にあたる。注意して対応しなければ株式買収請求権や役員責任の問題につながるリスクもある〉

 

 別のビジネス系の弁護士は「文春オンライン」の取材にこう答えた。

 

「車谷社長がCVCOBだからといって、直ちに利益相反とか違法性ということにはなりません。しかし、疑念を抱かれやすい状況であることは確かです。

 

 車谷社長にせよ藤森取締役にせよ、特別な利害関係のある取締役として、本件の取締役会決議には参加しない対応を取ることになるでしょう」

 



  

藤森義明氏 東芝HPより

 

資生堂、武田薬品でも同じ構図のMA

 

 藤森氏に関しては、今回の東芝と全く同じ構図のM&Aが最近あった。2月に資生堂がヘアケア商品「TSUBAKI」を含む日用品事業をCVC1600億円で売却した件だ。藤森氏は旧知の間柄である資生堂社長兼CEOの魚谷雅彦氏に誘われ、昨年から同社の社外取締役にも就いている。

 

「さらに藤森氏は過去に東芝の子会社である東芝テックをCVCに売却しようと動いたこともあります。また武田薬品工業の社外取締役という肩書を持つ一方、同社の子会社で一般用医薬品を手掛ける武田コンシューマーヘルスケアをCVCに売ろうと画策したこともある」(経済ジャーナリスト)

 

華麗な転身を続け「プロ経営者」と評価された

 

 一体、藤森氏とはどんな人物なのか。藤森氏は1975年に東京大学工学部を卒業した後、日商岩井(現双日)に入社。その後に転職した米ゼネラル・エレクトリック(GE)で頭角を表し、2008年には日本GE会長兼社長兼CEOに就任。2011年にはLIXILグループ(現LIXIL)の社長兼CEOに就いている。

 

 当時、華麗な転身を続けた藤森氏を「プロ経営者」と評価する声が高まった。同氏はLIXILグループで、海外企業を相次ぎ買収した。

 

 1112月にはカーテンウォール業界の名門で、イタリアにあるペルマスティリーザに約600億円、138月には米衛生陶器大手のアメリカンスタンダードに約530億円、141月には水栓金具で欧州最大の独グローエに約4000億円を投じ、それぞれ手に入れた。

 



  

リクシルの瀬戸欣哉氏 ©文藝春秋

 

 しかし買収にあたって実施するデューデリジェンスがかなり甘かったようだ。グローエの中国子会社の不正会計が見抜けず、LIXILグループは660億円の損失を計上。ペルマスティリーザも巨額の損失を出した。その経営責任を取って、同グループを退任したのは2016年のことだった。

 

 その後、LIXILグループでは藤森氏の後任社長兼CEOとなった瀬戸欣哉氏と同社の創業家出身で実質的なオーナーだった潮田洋一郎氏が対立。潮田氏は瀬戸氏を実質的に解任する一方で、CVCLIXILを買収させ、株式を非公開化しようとした。この時にも藤森氏は潮田氏と手を結び、暗躍している。

 

CVC日本法人社長は東大アメフト部の後輩

 

 ちなみにCVC日本法人で社長を務める赤池敦史氏は藤森が東大在学中に所属したアメリカンフットボール部「ウォリアーズ」の後輩である。こうした人間関係も踏まえると、藤森氏はその人脈を伝って社外取締役に就いた先で、MA案件を探し、それを後輩が日本法人の代表を務め、自身も最高顧問として籍を置くCVCに買わせているように映る。

 



  

買収提案の件を報じた日経新聞(202147日朝刊)

 

 7日午後、東芝は取締役会を開き、買収提案について副社長をトップとするチームで検討していくことを決めた。今後、この買収劇がどう進むかは予断を許さない。しかし、今回の買収提案には、解かれるべき謎が既にいくつもあることだけは間違いない。


 


まだ、中國では無くて英国のCVCファンドという事で結末が見えませんが、どの様な遣り方が良いのか戸惑いながらの記事ですが、東芝にも不本意にも非正規で働いている氷河期世代は、『このままずっと非正規で働き続けるしかない』とあきらめている」と思いますが?

 

それにしても巨大企業の非正規雇用を生み出し、それを容認する制度を許す以上、いくら就労支援を行っても不安定な就労はなくならない派遣社員で守られている手前勝手な法律を作った責任をどの様な思いで実行しているのかを聞いてみたい。

 

東芝と聞けば「日曜東芝劇場」「サザエさん」の長寿番組で耳目を離さなかったと「父つぁん」が言っていました。

 

この東芝も何時(いつ)しか偽装会計処理?で躓(つまず)くとは。

昔の石川島重工業・石川島播磨重工業 社長、東芝 社長・会長を歴任、経済団体連合会第4代会長に就任し経団連会長の土光敏光氏は昭和40年(1965年)、やはり経営難に陥っていた東京芝浦電気(東芝)の再建を依頼され、土光は社長に就任する。質素な生活から、「ミスター合理化」「荒法師」「怒号敏夫」「行革の鬼」「メザシの土光さん」などの異名を奉られたが、ここでも辣腕を振るい、翌年の昭和41年(1966年)に再建に成功した。

 


この様に気骨のある人はいなかったのかと「俺っち」だけが思っても詮無(せんな)い事だが!

 

現在の話題で巷では「武漢ウイルス」問題報道に中國への偏(かたよ)りが有りますが、陰に隠れた日本の企業も売り上げを確保するために中國の市場に涎を垂らしている理由ばかり。

 

日本の企業が中國進出の危険を言われていますが、指摘されても何ら中國はそれらの企業が来れば中國がどの様にも搾取して技術を取り込むことをするでしょう。

その様な中、我が国では奈落の底に落ち込んで、氷河期世代は1990年代半ばごろからの雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った。不本意ながら非正規雇用で働いたり、就職できずに引き籠(こも)りに為(な)ったりした人もいるとされる。

 

「父つぁん」の学生時代には学生運動が発生すると言う事に遭遇し社会人として納得していませんが、戦後に教育関係者はGHQに入れ替えられたことが現在の状況になっていると見られる。

「父つぁん」としても、其処(そこ)にも目を向けて教育から遣(や)り直す流れを作り直さなければ無理だと思う。米国のバイデン大統領の時代に為ったことで注意深く協調路線を構築する必要があります。安全保障関係では米国の共和党も民主党も全会一致で立法化できることも日本の与野党にも何故できないのか不思議だ。

 

日本政府もハッキリものをいう姿勢を打ち出すことが何よりも必要である。

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