2021年3月8日月曜日

森氏の辞任、ジェンダー平等に本格的な取り組みを

 日本では東京オリンピック会長の森喜朗会長が最初の時点では日本サッカー元会長の川淵三郎しに要請していましたが、辞任が女性蔑視発言の問題なので任命拒否を左派メディアと野党の追及で挫折?

次に擁立を考えられたのが、森喜朗氏が政界に呼び込んだ橋本聖子五輪相を押していました。

 

安倍元首相も幹事長代理(のち内閣官房長官、総理総裁歴任)の目に留まり、稲田朋美氏を衆院選候補にスカウトされた

森喜朗元首相も副幹事長時代に橋本聖子氏を政界に呼んだとされています。この事実を見れば能力を見込んで女性を登用しているので、女性の能力を発揮できるようなチャンス・機会平等と能力発揮舞台を見られることが望ましい。

あえて、割合を4割とか半分の言うような比率で女性を登用すべきではない。

 

どこかの先進国では医科大学や医療機関に何割かの女性枠を作ったために医療の質が低下したと言われていました。

 

あなたは(女性)なので、下駄を履かせて貰って入学したのでは無いのか?と疑われたり、優秀な男子学生を割合から弾かれて入った女性医学生ではないのか?のあらぬ疑いを着せられていますが米国?では医科大学や選定者の対応にかなり神経質になっているのが判ります!




  2021/3/7 15:00 (JST)

森氏の辞任、ジェンダー平等に本格的な取り組みを

ジュールズ・ボイコフ米パシフィック大教授

https://this.kiji.is/740115423315329024?c=39546741839462401

 

©株式会社全国新聞ネット



  

五輪マークのモニュメントと東京五輪の開会式が行われる国立競技場(奥)=東京都新宿区

 

 東京五輪・パラリンピック組織委員会元トップの森喜朗氏による女性蔑視発言は日本国内外で衝撃が広がった。東京五輪を巡るさまざまな問題を指摘してきた米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授に、3月8日の「国際女性デー」に合わせ、話を聞いた。(共同通信=浜口健)

 

 後任会長に元アスリートの橋本聖子氏が選ばれた。

 

 「組織委トップを女性にするという決定は、日本国内だけでなくオリンピック・ムーブメントにとっても、ジェンダー問題を真剣に受け止めた、象徴的な一歩となった。歴代五輪で女性がトップを務めたのは2004年アテネ五輪のみ。東京五輪が開催されれば2回目となる」

 



  

2月12日に開かれた東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会を前に言葉を交わす森喜朗会長(左)と川淵三郎氏=東京都中央区

 

 「当初後任候補に(日本サッカー協会元会長の)川淵三郎氏が挙がっていたが、そうなっていれば国際社会にかなり後ろ向きなメッセージを送っていた。だが今回の騒動でジェンダー問題が解決したわけでなく、状況改善には詳細な計画や取り組みが必要だ。今後の努力に期待したい」

 

 「これまでの五輪ではさまざまな『レガシー(遺産)』やスローガンが掲げられたが、ほとんど意味がなかった。ジェンダー問題への取り組みが本格化すれば、東京五輪の『前向きなレガシー』となるかもしれない」

 

 発言後にはボランティアや聖火ランナーの辞退が相次いだ。

 

 「森氏の発言はひどく不快に感じた。(あわ?“ら”ゆる差別に反対する)五輪憲章や、国際オリンピック委員会(IOC)の改革指針『五輪アジェンダ2020』に著しく違反しており、一刻も早く辞任すべきだと思った。時間はかかったが、トップの座を追われたのは必然だ。ボランティアの人々が性差別や彼らの偽善には関わりたくないと感じたことは理解できる」

 



  

オンラインで取材に応じるジュールズ・ボイコフ氏=2月19

 

 あなたは「森氏は辞めるべきだ」と訴えるエッセーを、五輪の放送権を持つ大スポンサーの米NBCのサイトで発表した。辞任の流れをつくったとの指摘もある。

 

 「これまでにもNBCのサイトに寄稿したことがあり(発言後すぐ)知り合いの編集者に連絡を取りエッセーを送り、掲載された。NBC幹部に知人はいないし、内部でどんな話し合いがあったのかは分からないが、トラブル続きの東京五輪の『新たな問題』となった森氏の辞任で早急に事態を収束させたいと考えていたのかしれない。私も反響の大きさに驚いた」

 

 IOCの反応は。

 

 「騒動では、IOCの迷走ぶりも浮き彫りとなった。当初、森氏の謝罪で『問題は決着した』と速やかに幕引きを図ろうとしたが、多くの人々や団体、女性議員が抗議の声を上げるなど反発が広がったことで、IOCは五輪憲章に関わる深刻な問題だと気付き、あらためて非難声明を出した。ジェンダー問題に本腰を入れてこなかったIOCは(騒動の)共犯者。今回の事態は彼らにとっての『警鐘』でもある」

 



  

グーベルタン男爵

 

 「IOCには性差別の歴史がある。近代五輪を創設したフランスのクーベルタン男爵は女性のスポーツ参加の反対論者で、女性の素晴らしさは、産んだ子どもの人数や資質で決まると話していた。彼の死後も性差別は続き、女性のIOC委員は1981年まで認められなかった。ジェンダー問題を強調しながら、現在でもIOC委員は男性が多くを占めており、取り組みは遅れている」

 

 橋本氏への期待は。

 

 「膨大な大会経費や招致を巡る贈収賄疑惑など、多くの問題を抱える東京五輪の『顔』として、直面している課題は信じられないほど難しいものばかり。新型コロナウイルスの収束が見通せない現段階では、東京五輪開催はかなり野心的と言わざるを得ない。日本は頼みの綱と言われるワクチン接種も遅れ気味だ。聖火リレーへの不安も理解できる」

 



  

職員へ就任のあいさつをする東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=2月19日、東京都中央区

 

 「世界各地でスポーツイベントが行われているが、五輪とは規模が全く異なる。オーストラリアで2月に行われた(テニスの四大大会の一つ)全豪オープンはなんとか行われたが、東京五輪は200を超える国・地域から大勢のアスリートらが参加するため、大会運営は非常に複雑で、日本国内の人々にもかなりのストレスを与えるだろう。無観客開催となれば、組織委は(900億円と見込まれる)チケット収入を失うことになる」

 

 「東日本大震災から10年を迎えても被災地には『復興五輪』を歓迎する雰囲気も広がっていない。皮肉なことに、橋本氏は国際社会から男子選手へのセクハラ行為という自らのスキャンダルを蒸し返され続けることにも耐えなければならない」

  ×   ×   

 ジュールズ・ボイコフ氏 1970年生まれ。92年バルセロナ五輪に向けたサッカーの米国代表として国際試合に出場した経験がある。歴代五輪の問題を研究しており、東京五輪の反対運動などをまとめた著作「オリンピック反対の論理」(作品社)を4月に出版。

 

この「森会長辞任劇」の発端になった森本会長の会見発言でその場にいる人にも、“んっ?”と首を傾げたという人もいたようですが、すべてを聞けばやはり切り取られてニュースにされたように感じる。

 

ましてこの記事のようにオンラインで取材に応じるジュールズ・ボイコフ氏が「森氏は辞めるべきだ」と訴えるエッセーを、五輪の放送権を持つ大スポンサーの米NBCのサイトで発表したので、森会長の辞任の流れをつくったとの指摘も考えられる。

これを日本語を翻訳することは非常に難しいので本意そのものを伝える難しさと同時に報道する立場の人にも問題が有るのでしょうが、この様な時に過去のオリンピック開催で女性がトップの国でギリシャのアテネオリンピック以来、二人目のトップに橋本聖子東京オリンピック会長誕生である。

敢えて女性の役員構成に何パーセント(何割)が確約される事より、選ばれる機会が男女平等になる事のほうが優先順位として当たり前のことではないか!

これからの問題として、上のレベルは国会で論議検討して、下に下って自治体や企業単位で機会均等で女性進出を諮(はか)って欲しいと思います。

 

次の記事は森友問題で国有地売却で財務省近畿財務局で決裁文書改竄に於いて自殺に追い込まれた職員の赤木敏夫氏の妻が訴えを切実な声を何故野党は国会で追及しないのでしょうか?



  毎日新聞 2021/3/7 16:01(最終更新 3/7 16:02)

特集 検証・安倍政権 特集一覧

 

「一歩ずつ前に」森友改ざんで自殺職員の妻 命日に墓前で誓い

https://mainichi.jp/articles/20210307/k00/00m/040/082000c

 

社会 新着 大阪 岡山

毎日新聞 2021/3/7 16:01(最終更新 3/7 16:02) 457文字

 



  

赤木俊夫さんの墓前で手を合わせる妻雅子さん=岡山県倉敷市で202137日午前927分、伊藤遥撮影

 

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、決裁文書の改ざんを苦に自殺した財務省近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の命日となった7日、妻雅子さん(49)が岡山県倉敷市にある赤木さんの墓を訪ねた。国などを相手に闘う裁判について「一歩ずつ前に進んでいきます」と墓前に誓った。

 

 同市は赤木さんの古里。黒の服を着た雅子さんは、夫が好きだった白や黄の花を供え、静かに手を合わせた。

 

 赤木さんは改ざん作業をさせられ、うつ病を発症。20183月に命を絶った。雅子さんは203月、国や改ざんを主導した佐川宣寿・元財務省理財局長に賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 

 取材に応じた雅子さんは「提訴して初めて迎えた命日。多くの人に応援してもらっており、すがすがしい気持ちでお参りできた」と語った。

 

 赤木さんは改ざんについて「事実を公的な場所で説明することができない」と手記で苦悩をつづっていた。雅子さんは「夫はどんなに苦しい思いをしたか。改ざんに関わった人たちには公の場で説明する責任があると思っています」と訴えた。【伊藤遥】

 

赤木俊夫さんは改竄作業をさせられ、鬱病を発症。20183月に命を絶った。妻の雅子さんは203月、国や改竄を主導した佐川宣寿・元財務省理財局長に賠償を求めて大阪地裁に提訴。

 

今は亡き赤木俊夫さんは改竄について「事実を公的な場所で説明することができない」と手記で苦悩を綴っていた。

妻の雅子さんは「夫はどんなに苦しい思いをしたか。

改竄に関わった人たちには公の場で説明する責任があると思っています」と訴えているのに野党の追及には、この声が聞こえないのでしょうか。


 

「俺っち」も、これに依って頭脳階級や集団が居なくなり知識の荒野と為ってしまうのでは無いのかと危惧しない訳にはいかないと思った。

 

「父つぁん」としても自由闊達に組織運営や発言が出来る組織を作る事に大いに賛成です。

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