2021年1月23日土曜日

東京オリンピックの開催が懸念される「コロナ以外」の理由

 18日の先日は関係者の対談でオリンピック・パラリンピック開催施設を提供する立場と選手として参加した人の今年の開催が行って欲しいという対談でしたが日本では去年(2020年)に開催予定であったオリパラが本年の半年後に開催予定に為った事に関して危機管理問題で東京都と危機管理に携わった経験をオリンピック・パラリンピック開催が難しいと警鐘を続いてこの問題を取り挙げて見ようと思います。

 

日本の報道機関が表題で「なぜそこまで東京五輪の開催にこだわるのか?」とのタイトルの付け方で記事の中では何ら拘(こだわ)っているのでは無い‼。

 

対談は開催を希望して居ましたがまるで逆で、開催の懸念事案を次の様に問題点を提起しています。

次の記事は大量の感染者や死者を出してしまった米国やEU各国で開催に悲観的な論調が出ているようです。



   2021.01.21(Thu)


東京オリンピックの開催が懸念される「コロナ以外」の理由 感染対策に精一杯で高まるリスク

https://maidonanews.jp/article/14117053

 



  

新型コロナウイルスによる「東京アラート」を受けて、赤色にライトアップされたレインボーブリッジ。お台場に設置されたオリンピックのモニュメントが光る=20206月(健太 上田 - stock.adobe.com

 

 新型コロナウイルスの第3波が日本中を襲い、緊急事態宣言が首都圏や関西圏などで発出されるなか、米国のニューヨークタイムズなど海外主要紙は、“東京五輪中止か”などと報道し始めている。

 

 日本国内でも“もう無理だろう”、“開催しない方がいい”などの声は市民の間でも増えている。実際問題、現在の猛威が収まらない限り、最低限に規模が縮小された形での開催も難しいだろう。今、開催の是非で世論調査をしても、反対と答える市民が過半数を超えても驚くことではない。そして、こういった状況下で開催する方向で進めたとしても、1つにテロの発生が懸念される。

 

 1972年のミュンヘン五輪や1994年のアトランタ五輪など、五輪は歴史的にもテロの標的になってきた。テロリストは多くの人が集まる場所を狙い攻撃し、不安や恐怖心を社会に拡散させようとすることから、五輪など世界が注目するイベントは格好の標的となってきた。これは今も変わらない。

 

 日本は島国であり、また先進国と世界のテロ情勢について情報を常に共有しているので、イスラム過激派などのテロリストが日本に入国することは難しい。特に、最近は新型コロナウイルスの感染拡大で国際便が激減しているので、その可能性はさらに低い。しかし、何もテロリストは海外からやってくる者だけではない。近年、世界ではネット上の過激な思想の影響を受け、自分1人でテロを起こすことが大きな問題になっている。今年に入って、アメリカ・ワシントンの連邦議事堂を暴徒たちが襲撃したが、その多くはネットで過激な思想に共鳴した者たちだ。そして、ミサイルなど破壊力ある大型の武器を使うのではなく、ナイフやトラックなど身近に手に入るものを使うのが特徴であり、そう考えると物理的には日本で発生しても全く不思議ではない。

 

 また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って懸念される特有のリスクもある。それは、市民や警察官など世論のテロへの意識低下である。筆者は治安分野の専門家として、東京五輪の危機管理体制について、政府や都、民間企業など関係組織と仕事をしたり、情報交換などを日々行っているが、実体験として肌で感じるのは、現在、関係者の周りでは、如何に感染を防ぐか、また、イベントを開催するのであれば如何に感染対策を実行するかで精一杯で、テロへの意識がかなり薄まっているように思う。筆者と同じように、知り合いの危機管理の研究者や警察、自衛隊OBの人々からも同様の声が聞かれる。

 

 しかし、テロリストはそういった隙を付く。今では日常生活で手に入る物を使ったテロが主流であることから、警察官や警備員のテロへの意識が薄まるなか、仮に開催するのであればテロの発生が危惧される。

 

 では、仮に開催されるとなれば、1人1人はどのようなことを頭に入れて置けば良いのか。

 

 まず、人が多く集まる場所にはできるだけ近づかないことだ。近年の世界で発生したテロ事件をみても、発生する場所は主要駅や満員電車、繁華街が圧倒的だ。テロリストはナイフで無差別に斬りつけたり、トラックで歩行者天国を突っ切ったりすることが考えられる。東京でもちょうど2年前、原宿の竹下通りを車が突っ込み、多くの負傷者が出た。また、イスラム過激派などは米国など欧米大使館やイスラエル大使館などを標的とすることから、そういった施設にも近づかない、長居しない事が重要だ。

 

 また、タイミングも重要となる。これまでのテロでは、朝や夕方のラッシュアワーなど人が混雑する時間帯を狙ったテロも多く見られた。仕事などだと中々ラッシュアワーを避けての動きは難しいかもしれないが、感染対策と同じように、人でごった返す時間帯を避ける動きもテロから身を守る上で重要となる。

 

◆治安太郎(ちあん・たろう) 国際情勢専門家。各国の政治や経済、社会事情に詳しい。各国の防衛、治安当局者と強いパイプを持ち、日々情報交換や情報共有を行い、対外発信として執筆活動を行う。

 

オリンピックやパラリンピックに照準を合わせて調整していた選手も昨年の延期でとても、モチベーション維持が無理だと諦めた選手もいると聞いています。

 

しかしオリンピック・パラリンピック開催イベントを開催するのであれば如何に感染対策を実行するかで精一杯で、テロへの意識がかなり薄まっているように思う日本の報道機関が表題で「なぜそこまで東京五輪の開催にこだわるのか?」とのタイトルの付け方で記事の中では何ら拘(こだわ)っているのでは無い‼。

 

まるで関係者は逆で、オリンピック・パラリンピック開催を行う為の問題点を話し合っています。

次の記事は大量の感染者や死者を出してしまった米国やEU各国で開催に悲観的な論調が出ているようです。



  2021/01/23 05:04

東京五輪「日本政府が中止内々に結論」英紙タイムズ報道、日本もIOCも否定 開催へ各国動き出す

https://www.sanspo.com/sports/news/20210123/oly21012305030004-n1.html

 



  

東京五輪開会式までの日数が「182」と表示された東京駅前のカウントダウンクロック。「0」になる日はくるのか-(撮影・萩原悠久人)

 

© 産経新聞社 東京五輪「日本政府が中止内々に結論」英紙タイムズ報道、日本もIOCも否定 開催へ各国動き出す

 

 【ジュネーブ21日(日本時間22日)】英紙タイムズ(電子版)が、今夏の東京五輪・パラリンピックを巡り、新型コロナウイルスの影響で「日本政府が中止せざるを得ないと内々に結論付けた」と報道。これに対して日本政府や国際オリンピック委員会(IOC)は報道を一斉に否定した。世界中でコロナ禍が収束の気配を見せず、悲観論が語られ続ける中、大会はきょう23日、開幕まで半年を迎える。

 

 世界一古い日刊紙とされる老舗、タイムズが「日本、コロナのせいで五輪脱出を模索」と題した東京発の記事で、今夏の東京五輪・パラリンピックの中止は事実上決定していると報じた。

 

 「既に1年延期された大会は絶望的だとの認識で一致している」

 

 匿名の連立与党幹部の話として、そう伝えた。この幹部はまた、今はメンツを保つ中止発表の方法を模索しており、「次に可能な2032年大会の開催を確保することに焦点が当てられている」と説明。「誰も最初に言いたがらないが、(開催は)難しすぎるというのが一致した意見」と話したという。

 

 だが、坂井学官房副長官は22日の記者会見で「そのような事実はないときっちり否定したい」と言明した。これとは別に内閣官房も「日本政府が東京大会の中止を非公式に結論付けたとの旨の報道がございましたが、そのような事実は全くございません」とのコメントを発表。東京都の小池百合子知事も22日の定例記者会見で「国や大会組織委員会、IOCとの調整の中で、中止や延期の話は出ていない。抗議を出すべきだと思う」と強く否定した。

 



  

東京五輪の中止を報じるタイムズの電子版

 

© 産経新聞社 東京五輪「日本政府が中止内々に結論」英紙タイムズ報道、日本もIOCも否定 開催へ各国動き出す

 

 国際オリンピック委員会(IOC)も22日、タイムズの報道を「絶対に事実ではない」と声明文で否定し、誤報と認定。「東京大会の成功に向けて全力で取り組んでいる」と強調した。国際パラリンピック委員会(IPC)も「臆測」と断じ、「過去と大きく異なる大会になるのは間違いないが、強固な対策と計画があれば無事に開催できると信じている」と指摘した。

 

 7月23日開幕の大会まで、きょう23日で半年。新型コロナウイルスの収束が見通せず、開催を不安視する見方が世界で広がる中、政府や大会関係者は開催へ準備を進める姿勢を崩さなかった。

 

英紙タイムズの報道を受けてコメントを発表した大会組織委員会

 

「政府、東京都、組織委、IOC、国際パラリンピック委員会(IPC)など全ての関係機関が、今年の夏の大会開催に完全に注力している。今夏の安全で安心な大会開催実現に向け、関係団体と緊密に連携し、準備に尽力する」

 

米国は

 

 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は、22日に公式ツイッターで「今夏の五輪が計画通りに開催されないことを示す、いかなる情報も受け取っていない。われわれの照準はチーム米国の健康と大会への準備にあてられている」とコメントした。16年リオデジャネイロ五輪では金メダル46個を獲得した世界最強のスポーツ大国。バスケットボール男子にはケビン・デュラントやカイリー・アービング(ともにネッツ)らキラ星のごとき選手が出場した。

 

カナダは

 

 カナダ・オリンピック委員会(COC)のシューメーカー最高経営責任者(CEO)は22日、タイムズの報道を受け、ツイッターで「われわれは報道されているような何らかの決断が日本政府によってなされたとは認識していない。COCは大会の安全な開催が可能と自信を持っている」と声明を出した。冬の五輪で強さを発揮し、16年リオデジャネイロでは金メダル4個を獲得している。

 

オーストラリアは

 

 オーストラリア・オリンピック委員会(AOC)は22日、新型コロナウイルスの影響で開催に懐疑論も出ている今夏の東京五輪に、予定通り選手団を派遣する意向を表明した。選手、関係者の安全な渡航や競技実施に向け「計画を続行する」との声明を出した。クイーンズランド州を会場として検討している2032年夏季五輪招致についても、引き続き活動を続ける考えを示した。競泳などが伝統的に強く、16年リオデジャネイロ五輪では金メダル8個を獲得している。

 

さらに一年先に開催を延ばしたお陰で頭を出した選手や調整を行っている選手が期待している事を考えれば、大会をどの様に行うかを色々な角度で検討している関係者と、「武漢ウイルス」で日本の各スポーツ関係の大会で無観客で開催している経験をどの様な対策を行って行く事が必要かの経験がどの様な方法で取り込めるかを考えているのは良く判りますがこの様な懸念も当然の意見なのかもしれませんですね。

 

出場選手と関係者の努力を考えれば縮小してでも開催出来るのでしょうか?

開催しても取り止めてもいずれにしても批判されるでしょうから、ならば来年の中國の冬季北京オリンピック開催を決行して強い中國を打ち出すのではないでしょうか、批判される事を覚悟しても開催でしょう。

 

報道機関と欧米諸国が悲観的な開催が出来ないのではとの疑念を「武漢ウイルス」でIOCのバッハ会長などが主張する「東京五輪は人間がウイルスを打ち負かした証拠になる」との声を発しているので開催がどの様な形で行われるかは無観客開催が受け入れられるように開催を行いたいのではないでしょうか?


 

「俺っち」にしても色んな状況を提示して貰わなくては納得できない!

 

この様な考えを中國としては旨く利用される様に思えて気に為りますが、どの様な結果に為るのか非常に気に為ります。

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