2019/11/13 07:00
中国の備蓄米 維持管理に大問題と中国メディア
© SHOGAKUKAN Inc. 提供 6.3億トンもの米が…
中国政府は大規模災害や戦争など緊急事態に備えて、大量の備蓄米を保存しており、トウモロコシや小麦、大豆などの他の穀物も加えた総量は約6億3000万トンであることが明らかになった。政府は備蓄米の乾燥のために安価な石炭を使ってきたが、石炭の燃えかすの粉塵がコメを汚染していることが判明。
新たな乾燥方法として二酸化炭素を使うことも検討されているが、その費用が約1兆元(約17兆円)かかることが分かり、担当者や研究者らは頭を抱えている。
ネット上では「政府の無計画で杜撰は保存方法が原因。1兆元もかかるのならば、アメリカから輸入した方が安いのではないか」などとの批判の声が殺到している。中国国営の中央テレビ局が伝えた。
中国政府はこれまで備蓄米の存在を秘密にしており、6億3000万トンもの備蓄穀物の存在が明らかになったのは初めて。これはとあるテレビ局が11月初旬、中国各地に存在している備蓄米の倉庫群の1つを詳細にレポートしたことから分かった。
なぜ、中国政府がこれだけのコメや穀物を保存してきたのかについて、レポートでは、1959年から1961年の3年間、中国を襲った大飢饉の教訓があるとしている。これは当時の最高指導者の毛沢東が工業の現代化を急ぐあまり、農民を総動員して鉄鋼生産を行ったため、農民は農産物を生産できずに種籾も食べつくしたことから、食糧が枯渇し、一説には数千万人以上が餓死したという。
その後のトウ小平氏らの最高指導部は、万一のために備えてコメを保存するよう指示したという。しかし、さすがのトウ氏も適切な保存方法まで指示できなかったようだ。
備蓄米は広大な倉庫群に保管されており、時間の経過とともに、劣化したり、害虫が涌いて食いつぶしてしまう恐れもあることから、担当者は一定期間、石炭を使ってコメを乾燥させていた。
その石炭の量は毎年170万トンにも達していたという。この量はイランが1年間で消費している石炭の量と同じだという。
しかし、中国の石炭は品質が悪く、石炭の燃えかすの粉塵が発生、これが備蓄米を汚染してしまったという。
ある科学者は「コメを乾燥させるために、石炭を使わず、二酸化炭素を使って低温で乾燥する方法が最適だが、膨大な備蓄米を洗浄する費用や、さらにこれまでの石炭を使う乾燥する機械を廃棄して、新たな機械を製作する費用は莫大な額になるとみられる。現在の試算では少なくとも1兆元は下らない。もっと簡単は方法があればよいのだが、汚染米の処理は極めて複雑で、一筋縄ではいかない」と指摘しているという。
日本の備蓄米とは、その名の通り「緊急時に備えて蓄えておく米」のことです。
農林水産省のHPによると平成6年(1994年)、主要食糧の受給及び価格の安定に関する法律で条項として定められまして、これは平成5年(1993年)に起きた「平成の米騒動」(記録的な冷夏により米の供給が不足した)の経験をふまえたものであり、また豊作時の供給過剰を防ぐ、調整保管の意味合いも込められています。
農林水産省HPにある「こどものそうだん」によると、現在国は100万トン(10年に1度の不作にも備えられる量)を備蓄しているとのこと。またコメ不足が起きなかった場合には、5年の貯蔵が過ぎたコメを主食以外の用途(飼料用など)で販売することになっているそうです。
平成23年(2011年)6月の資料では日本の主食である米の備蓄制度であるが農業白書によれば農林水産省の方針は「適正備蓄水準は100万トン程度(6月末)を基本とし、一定の幅を持って運用」となっている。因みに平成10年の国内産米を一定期間(5年間程度)備蓄、備蓄米の買入れは、出来秋の市場価格に影響を与えないよう作付前の
事前契約によることを基本に、公正性・透明性を確保する観点から一般 競争入札により実施(毎年20万トン)備蓄米は放出を要する不足時以外は、備蓄後に、飼料用等の非主食用
として販売(毎年20万トン)
一方で他の先進国の備蓄制度を見てみよう。ヨーロッパでは2度にわたる大戦の経験から防衛政策の一環として食糧備蓄等の安全保障政策を行ってきた。スイスでは穀物、砂糖、食物油、コーヒー、ココア、飼料を6か月分備蓄している。ノルウエーでは小麦6か月分、飼料3か月分、砂糖、イースト、マーガリン1ヶ月分である。フィンランドに至っては食料用麦1年分、飼料用麦6か月分である。
何処の国に於いても自国民の食料安全保障として、お米を主食にして居る国に備蓄米はイザとなった時に放出しなければいけない!技術を維持研究を為されないので日本に於いてはどの様に管理して居るのかも知りたいですね。昔であれば不備が有っても公表は控えて?発表はする事は考えられない!その様な環境の中世界的にネットと言う情報が取り挙げられて情報や環境を知られて行く!その様な事実を逃げて行く事を「父つぁん」が指摘して逆に安全を捨てて逃げ廻る危険を取り上げました。近年、日本の備蓄米は不足しがち?
また、近年は米の価格が上昇傾向にあり、産地はより高く売れる主食用の生産を優先しています。そのため、国は備蓄米の買い入れを思うようにできていないのが現状です。
国は毎年20万トンを5年に分けて買い入れて備蓄しています。平成30年(2018年)産以前の過去4年は、2回の入札で予定量の9割強を確保できていました。しかし平成30年産は4回目の入札でも6割弱(11万7000トン)という結果に。
実際、コメ農家目線で考えてみれば「高く売れる」ことのほうが重要です。主要米の需要が多い外食業者向け、せんべいや酒などに使用する加工向けに力を入れる農家がほとんどです。
「俺っち」の調べた、もとい!「父つぁん」に探って貰った1年前のデータにはなりますが、平成30年1月末に行われた都道府県別の調査によると、29県が備蓄米の作付けを前年より減らす計画をしており、備蓄米を増やそうと考える地域は0という結果になりました。
今後の動向を知るためにも、まずは毎年の備蓄米の動向をチェックしておきましょうね。
各家庭で農林水産省が備蓄を奨励して居ます。
単純に計算すれば我が国の米の備蓄は2か月分にも満たない。食料用小麦の備蓄については方針が2.6か月分。飼料用穀物も約1か月分しかない。食品用大豆に至っては5万トンと年間需要量の20日分であるとされて居ます。
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