今回の衆議院選挙を岸田政権が衆議院任期まで待たずに解散?
まず、そもそも衆議院の解散とは一体どんなものなのでしょうか?
確か学生の頃学んだ記憶がありますが、ほとんど覚えていないので(笑)お浚(おさら)いしておきましょう。
衆議院の解散は、日本国憲法で定められた天皇の国事行為のひとつです。
ただ、天皇の一声で解散されるわけでなく、内閣の助言と承認により行われるので、事実上は内閣の責任者である内閣総理大臣の専権だと言われています。
衆議院の解散が行われると、衆議院議員は任期満了前であっても議員ではなくなります。
衆議院は内閣総理大臣を指名する機関でもありますが、解散により衆議院が存在しなくなるため、新しく選挙をして選び直す=内閣も総辞職ということになります。
衆議院解散と任期満了との違いは?
衆議院の任期満了とは、衆議院議員の任期は4年と決まっており、4年の任期が満了すると衆議院は総選挙を行い、新に議員を選び直す必要があります。
衆議院を解散した場合と任期満了まで務めた場合の大きな違いは、総選挙までの日数にあります。
衆議院を解散した場合
衆議院を解散した場合、解散の日から40日以内に総選挙を行い、その選挙の日から30日以内に国会を召集しなければならないと、公職選挙法に定められています。
任期満了の場合
一方、任期満了による総選挙の場合、任期満了の日前30日の間に総選挙をしなければならないと定められています。
今年の令和3年(2021年)を衆議院の任期満了日で考えると、10月21日が任期満了日なので、任期満了まで待って総選挙をする場合、10月21日より前に総選挙をしなければなりません。
しかし、例えば極論10月20日に解散した場合、11月30日までに総選挙を行えばいいので、選挙までに猶予が生まれます。その間に目玉となる政策や立候補者などの作戦を立てられるのです。
任期満了を待たずに解散するのはなぜ?
衆議院では任期満了で総選挙、という方法もあるのに、なぜわざわざ任期満了を待たずに解散総選挙をするのでしょうか?
実は任期満了による衆議院総選挙は戦後一度のみで、それ以外は全て解散総選挙です。
衆議院をなぜ解散するのか、というと、結局は政局の都合だという考えが多いようです。
任期満了だと、どんなに政局が第一党に都合が悪くても総選挙をしなければなりません。もしその選挙のときにスキャンダルが出て形勢が悪かったら?選挙したくありませんよね?
なので、自分たちへの政権支持の善し悪しを見て、支持が一番高いときに解散しようとするのです。
また、「国民の信を問う」ために解散する場合もあります。
国民に今のまま政権を担当している党に政治を任せて良いのか、確認するために解散総選挙を行います。
本当は国民投票をすべきですが、そこまでしていられないので代わりに国会議員と政党を総選挙で選んでもらい、国民がどの政党の意見を支持しているか、というのを確認するのです。
衆議院の解散で総理大臣は変わる?
衆議院の解散により内閣も総辞職することになるので、総理大臣も変わる可能性はあります。
小池都知事も今回の衆議院選挙にどの様な思いを持っていたのかは判りませんが将来の首相に思いを馳せていたのであれば「武漢ウイルス」に依って覆されてしまったのでは無いのかしら?
都民フが国政新党設立へ 小池都知事「関知していない」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC01B9H0R01C21A0000000/
地域総合
記者団の質問に答える小池都知事(1日、都庁)
東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は1日、国政新党を設立すると発表した。代表の荒木千陽都議らが3日に都内で記者会見を開く。小池氏は都庁で記者団に「関知していない」と述べたうえで「私自身がこの度の(衆院議員)選挙に出馬する意思も意図もない」と強調した。
憲法の規定によると、衆議院総選挙のあとに召集された国会で、解散時の内閣は総辞職することになっています。その後、新に内閣総理大臣が指名されます。
例えば自民党が第一党で過半数を獲得していたとしても、内閣総理大臣は国会議員であればよく、党首(自民党で言う総裁)がなる必要はないので、総理大臣が変わる可能性もあるのです。
とはいえ、通例では自民党総裁が内閣総理大臣になることがほとんどなので、第一党が変わらない限り、解散総選挙などで総理大臣が変わることはないでしょう。
小池都知事も都政に於いて「武漢ウイルス」で手一杯であり、疲労で都政を副都知事に依頼して養生をされた訳なので国政に関心を持っていても噯(おくび)にも出せずにいますが、この衆議院選挙に対応している国政新党の設立で「都民ファーストの会」改め、地域政党・都民ファーストの会が国政進出に向けて設立した「ファーストの会」が、衆院選からの撤退を決めたのは、衆議院選挙公示が早まり、候補者擁立が間に合わなかったことを理由に挙げている。
都民ファの今回の動きを、特別顧問の小池百合子都知事は距離を置いて見ていたとされ、都民ファーストの会内部からも「無謀な判断だった」と執行部への批判の声が上がっています。今回は確かに間に合わない事を理由にはできない。
都庁での記者会見だけでもメディアに露出する事が出来れば都民や国民の支持が得らるので別の目的を悟られないし、悪く言ってはいけませんが、益々国政に戻る機会を逃しているのを気持ちの中には覗かれたくないのでは?
ニュース 政治
14日解散、来月7日総選挙へ…岸田氏は公示直後に異例の外遊も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211001-OYT1T50374/
自民党の岸田文雄総裁(64)は、4日召集の臨時国会で首相に就任後、14日に衆院解散に踏み切る意向を固めた。衆院選は「26日公示―11月7日投開票」の日程とする方針だ。閣僚人事では、茂木敏充外相(65)の再任が決まった。萩生田光一・文部科学相(58)の閣僚起用と金子恭之・元国土交通副大臣(60)の初入閣も内定した。
記者会見で拳を合わせる自民党の(左から)高市政調会長、甘利幹事長、福田総務会長、遠藤選対委員長(1日午後、党本部で)
岸田氏は4日に新内閣を発足させ、8日に所信表明演説に臨む。11~13日に演説に対する各党代表質問を行った後に衆院を解散する。新型コロナウイルスの感染が落ち着いていることに加え、コロナ対策を盛り込んだ2021年度補正予算案を年内に成立させ、22年度予算案の編成に万全を期すため、早期に衆院選を行う必要があると判断した。
衆院選前に数十兆円規模の経済対策の策定を指示し、自民党の公約に掲げて選挙戦に臨む考えだ。30日にイタリア・ローマで行われる主要20ヶ国・地域(G20)首脳会議に出席し、米国のバイデン大統領と首脳会談を行うことを調整している。実現すれば、公示直後に外遊する異例のケースとなる。
これに関連し、自民党の森山裕国会対策委員長は1日、立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、臨時国会の会期を14日までの11日間とすることで合意した。
一方、閣僚人事では、すでに官房長官に松野博一・元文部科学相(59)、財務相に鈴木俊一・元総務会長(68)が内定している。初入閣としては、竹下派の西銘恒三郎・元経済産業副大臣(67)、麻生派の山際大志郎・元経産副大臣(53)が浮上している。官房副長官には、すでに内定した木原誠二衆院議員(51)のほか、磯崎仁彦参院議員(64)を起用する。
自民新執行部が発足
自民党は1日、新たな党役員人事を決めた。幹事長には甘利明税制調査会長(72)が就任。総務会長には、当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜てきした。政調会長に高市早苗・前総務相(60)、選挙対策委員長に遠藤利明・元五輪相(71)が就いた。国対委員長には高木毅衆院議院運営委員長(65)を充てる方針だが、臨時国会会期中は森山氏が続投する。
岸田氏はその後、公明党の山口代表と国会内で会談し、新型コロナウイルス対策と経済再生に最優先に取り組むことなどを盛り込んだ連立政権合意に署名した。
今の政権を担っている与党は自民党と公明党。連立を組んでいて他の野党と言われている有象無象の党は纏まりが無くて国政を任せられない。
一時は政権交代を担った、「ぐちゃぐちゃ」の現在はどの様な状態なのでしょうか?この様な日本の任せられる政党が無い中、この様な議員がいるので困った事です。
昨年来の「武漢ウイルス」で日本の政治も菅義偉首相が安倍政権の時に官房長官として政権の方向に自分の仕事と捉えて黙々と女房役に徹していた。菅義偉首相が安倍政権の長き政治運営で従来の政治姿勢を継承。
勿論、菅義偉カラーもシッカリ出して色々なものも政策に盛り込んで実行されていました。
しかし、日本の政治は諸外国と違って安定している様に見えますが長期政権の弊害がもろに出ているね。
菅義偉首相が退陣を宣言して事態はどの様に動くのか予断を許しません。
その後に自民党総裁選に岸田文雄氏が立候補宣言をかわきりに従来、石破茂氏も立候補で空気を読む事に既に今回の立候補に立たない事に決めたのか、河野太郎氏の援護に廻り、高市早苗氏と野田聖子氏の4名に依る選挙戦の政策論争が姦(かしま)しい!
しかし姦しいと言って無視ばかりしていてはいけない!
河野太郎氏は親父の河野洋平氏とは違って意外に外務大臣や防衛大臣の発言の発信力が良かったと評価されていたので期待をされての総裁候補で期待をされたが、太郎氏の弟の中國での企業が物議を?
「俺っち」もこのブログでは衆議院選挙で次期政権の結果次第では次回選挙期間で機先を制する必要が有ったのでしょうね。
かつて小泉純一郎政権下でも、田中真紀子外相が『次の首相だ』ともてはやされたが完全な虚像だった。小池都知事も女性の首相を狙うには自民党議員は候補者と日ごろから接し、隠された癖や人間性をよく見ている。国会議員の投票には、国民や国家に対する責任という特別の重みがある。『次期衆院選の顔になる』など、浅薄な考えで投票してはならない。その通りだ、国益を考えて何で人気投票を目指すのかが判りません。
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