2020年9月16日水曜日

菅内閣発足、安倍政権の政策継承

 828日の安倍首相の退陣で自民党総裁選挙で短期間の3者の立候補が2週間ほどで914日の自民党内で自民党議員に依る結果が出ました!

 

安倍首相の辞任発表を受けて各方面の動きが目まぐるしい。

任期を一年残しての実に政界での各方面では動きが喧(かまびす)しい?とっ、思っていたらやはり多くの人に依る政権の批判や解説を宣(のたま)わっているが安倍首相に於いても与党の対応が結果として足を引っ張る事に邁進して居た結果なのかもしれません。

 

人民党総裁選挙の結果を採り上げて於きます。

 

野党の阿保が業績を評価できずツイッターで「大事な時に体壊す癖」よくもま~野鼠のような眼つきで言いますよね。ソレニシテモ年内には総選挙を考えて、準備をしなくてはいけないとの動きなのか?

 



  2020/09/14 15:24 

「石破人気」はなぜ幻に終わったか 菅氏大勝の背景にある「選挙制度」と「世論」

https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20200914-00198255/

米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役9/14() 15:24

 



  

(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

 

自民党総裁選は、国会議員票、地方票ともに菅義偉官房長官が有効投票総数534票のうち377票を獲得し、大差で勝利する結果となった。

 

石破茂元幹事長は、当初「有利」とされた地方票でも十分に得票できず、菅氏はおろか岸田氏にも差をつけられて3位に沈んだ(地方票では2位)。下馬評では、世論調査の結果から、石破氏がポスト安倍の「1番人気」とされ、報道でも「党員投票」を行えば、石破氏がかなり有利であるかのような論評も多くあった。現実はそうはならなかったのは一体なぜなのか。各社世論調査のデータや総裁選のしくみから紐解いていきたい。

 

「勝者総取り」方式で支持率以上に得票を上積み

 

菅氏に投じられた地方票は全141票中89票と、実に63%に達した。この割合は、党員・党友における菅氏の支持率よりも高い。

 

11日に報じられた、日本テレビの自民党員・党友向け調査(JX通信社協力)では、支持する総裁候補として、菅氏が46%、石破氏が35%、岸田氏が10%となった。態度未定・不明(9%)を除いて計算すると、ちょうど約半数が菅氏を支持する計算だ。

 

なぜ、菅氏は地方票でも支持率を上回る地滑り的勝利を収めたのか。地方票を割り振る「予備選挙」の仕組みにその一因がある。

 

今回の自民党総裁選は、安倍晋三首相が総裁の任期途中で退くため、党則に基づき簡易な方式で行われた。党員投票を伴うフルスペックの総裁選と異なり、国会議員票394票と都道府県連に3票ずつの地方票141票、合計535票で争うというものだ。

 

国会議員は11票投票できるが、都道府県連にはそれぞれ3票が割り当てられる。今回は、党員投票を行わなかった代わりに、北海道、新潟、秋田以外の44都府県連で党員・党友を対象とした「予備選挙」が行われた。

 

予備選の結果、3票をどう割り振るかは都道府県連によって異なるが、勝者総取りで割り振られるところも多いために、1位の菅氏にはこの支持率以上の得票率が集まりやすい構造となったのだ。

 

例えば、自民党千葉県連では、予備選の結果、菅氏が1998票、石破氏が7059票、岸田氏が834票を獲得したとされる。この結果をもとに3票をドント式で割り振ると、菅氏に2票、石破氏に1票が投じられることになるが、千葉県連の予備選は「勝者総取り」方式のため、菅氏に3票全てを投じることとなった。首都圏では、同様に神奈川県、埼玉県、東京都も「勝者総取り」方式であり、これらの都県の地方票は全て菅氏に投じられた。

 

「勝者総取り」方式は、アメリカ大統領選でも州ごとの選挙人選出に用いられている。2016年のアメリカ大統領選では、トランプ大統領が民主党のヒラリー・クリントン候補より300万票近くも少ない得票であったにも関わらず、「勝者総取り」の接戦州の多くで選挙人を獲得したため、選挙人数では大差で勝利を収めた。自民党総裁選に置き換えると、議員票に比べて比重の小さい地方票の声を、より大きく増幅させる効果があったと言える。

 

しかし、当初はその地方票でも石破氏が有利という見立てがあった。その根拠として、世論調査で石破氏への支持が最も高かったことや、前回2018年の総裁選で石破氏が安倍首相を相手に戦い、45%もの党員票を獲得したことが挙げられていた。これらの予想は、なぜ外れたのか。

 

「石破支持」の中身は野党・無党派層など「反・安倍層」が軸

まず前提として指摘しておくべきことは、世論調査が外れたわけではないということだ。むしろ、世論調査の内訳を丁寧に分析すれば、石破氏が党員から十分な支持が得られないことは事前に十分予測できた。

 

各社世論調査では、菅氏の立候補表明まで、大半の調査で石破氏が「ポスト安倍」支持率1位だった。だが、これはあくまでも「全体」の話であり、自民党支持層に絞って内訳を見てみると様相が異なる。具体的には、石破氏のリードが縮まり、他候補の比重が増える傾向にあったのだ。これは、石破氏の「支持」の源泉が野党支持層や無党派層にあったことが影響している。

 

加えて、安倍政権の「実績」への世論の評価が高いことも菅氏に支持が集中した要因として挙げられる。

 

安倍首相の辞意表明後、各社世論調査で、政権支持率は10ポイント前後から最大20ポイントまで、軒並み大幅な上昇を記録した。ご祝儀相場ならぬ「花道相場」とも言うべき異例の変化だ。

 

朝日新聞が9月に行った緊急世論調査では、安倍政権の78ヶ月の実績を「大いに評価する」とした層が17%、「ある程度評価する」とした層が54%で、実に71%が実績を肯定的に評価している。

 

菅氏はその安倍政権の路線をそのまま引き継ぐ候補であり、「グレートリセット」を掲げて安倍路線の転換を掲げる石破氏や、中間的な岸田氏よりも安倍政権を評価する層をそのまま引き継ぎやすい。

 

加えて、菅氏や、今回菅氏支援に回った河野太郎防衛大臣と安倍政権支持層に年齢層などの共通点が見られることも、先般の記事で指摘した通りだ。これまで「ポスト安倍」への意欲を公には一切示してこなかった菅氏が、立候補表明を機に本命候補として浮上し、安倍政権の路線継続を期待する層の支持を集めたことが窺える。最終的には河野氏や小泉氏が出馬しなかったことで、菅氏が安倍政権を肯定的に評価する層からの支持をそっくり受け止める構図ができた。結果、菅氏が地方票でも大差で勝利する情勢となったわけだ。

 

次々とジャーナリストや報道関係から思惑やら政界の動きを記事として採り上げて居ます。

自民党総裁選は、国会議員票、地方票ともに菅義偉官房長官が有効投票総数534票のうち377票を獲得し、大差で勝利する結果となった。

首相は当然公人なので取り巻きの関係者や報道機関の記者に於いては逐一監視?されて居るも同然。

いろんな角度で変調を嗅ぎ取って居るのでしょう。

 



 ワールド 202091610:39

菅内閣発足、安倍政権の政策継承 規制改革・デジタル化に独自色

https://jp.reuters.com/article/japan-politics-suga-new-cabinet-idJPKBN2672CS

By Reuters Staff

 

[東京 16日 ロイター] - 菅義偉新内閣が16日に発足した。菅新首相は官房長官として支えた安倍晋三内閣の政策を踏襲する方針を表明、財務相や外相など主要閣僚を再任した。布陣に目新しさがないとの見方も出る中、規制改革やデジタル庁の新設、地方経済の活性化など独自色もにじませた。

 



  

 9月16日 菅義偉新内閣が発足した。菅新首相は官房長官として支えた安倍晋三内閣の政策を踏襲する方針を表明、財務相や外相など主要閣僚を再任した。皇居での首相親任式と閣僚認証式を終え、記念撮影に並ぶ菅義偉首相(手前中央)と閣僚ら。9月16日、東京で撮影(2020年 時事通信/代表撮影)

 

<「まさしく継承内閣」>

 

菅氏は7年8カ月の歴代最長政権となった第2次安倍政権からバトンを引き継ぐ。同日夜に初めて開いた会見では、「安倍晋三政権の取り組みを継承して前に進めることが私の使命だ」と改めて表明した。新型コロナウイルス対策を最優先で進めるとし、国民全員にワクチンを確保することなど、安倍前首相が退任前にまとめた政策に取り組む考えを示した。

 

自身の後任となる官房長官には、かつて官房副長官を務めた加藤勝信厚生労働相を充てた。麻生太郎副総理兼財務相、西村康稔経済再生・経済財政担当相、梶山弘志経済産業相、茂木敏充外相ら主要閣僚を軒並み再任させ、河野太郎防衛相を行政改革・規制改革担当相に、武田良太国家公安委員長を総務相に横滑りさせた。安倍首相の実弟の岸信夫元外務副大臣を防衛相に起用した。

 

東京を拠点に日本の政治や経済を長く見てきた運用会社ウィズダムツリー・ジャパンのイェスパー・コールCEO(最高経営責任者)は、「まさしく(安倍政権の)継承内閣」と指摘。「実行性はあるが、刺激は感じられない」と話す。

 

<目玉は規制改革、政権のど真ん中>

 

一方、菅新首相は官房長官時代に取り組んだ縦割り行政の改革を進め、各省庁から人材を集めてデジタル庁を設置することなど独自の政策に取り組むことも訴えている。携帯電話料金の値下げや地方経済の活性化などにも注力する考えだ。

 

とくに目玉として強調しているのが、河野氏の行革担当相起用。河野氏はソーシャルメディアを使った発信力があり、世論調査でも首相にふさわしい人物として常に上位に入る。6月には防衛相として地上配備型迎撃ミサイル「イージス・アショア」の配備停止を決定して存在感を示した。

 

菅首相は就任会見で「規制改革を政権のど真ん中に置き、河野担当相とともに取り組む」と語った。

 

しかし、識者や野党からは懐疑的な声も聞かれる。立命館大学政策科学研究科の上久保誠人教授は、新内閣の布陣に目新しさは少ない」と指摘。「行革担当相は(第一次安倍内閣などで務めた)渡辺喜美氏を除いて大きな成果が少ない。財務省など改革が必要な巨大官庁の担当大臣はいずれも留任だ」と話す。

 

立憲民主党の枝野幸男代表は、「安倍晋三亜流政権、安倍亜流内閣と申し上げざるを得ない」と記者団に語った。

 

<「解散はいつあっても」>

 

菅氏は午後に行われた衆議院の首相指名選挙で、投票総数462票のうち314票を獲得した。立憲民主党の枝野幸男代表は134票だった。参議院では240票のうち菅氏が142票、枝野氏が78票だった。

 

自民党総裁選でいち早く菅氏支持に回った二階俊博幹事長はNHKの取材に対し、「責任を持って新首相を盛り上げていきたい」と発言。解散は首相の専権事項とした上で、「党はいつあっても対応できるよう準備を整えている」と述べた。

 

菅首相は会見で解散について、いま国民が求めているのは新型ウイルスの収束だとしたうえで、「1年以内には解散・総選挙がある。時間の制約も視野に入れて考えたい」と述べた。

 

同盟国の米国トランプ政権は声明を出し、「自由で開かれたインド・太平洋構想」を一緒に進めることを楽しみにしていると祝意を送った。

 

Our Standards: The Thomson Reuters Trust Principles.

 

「俺っち」が感じた事を言いますが、それにしても菅義偉官房長官が首相の女房役と言われて長期政権に使えて来たので次期政権に立候補して欲しいし八年近くのスポークスマンを遣って居れば安倍首相の行った後を踏襲できるのでは?記事の安倍首相の写真の口元に悔しさを感じました。



 

【安倍首相と周囲の「権力の私的乱用」は、日本政治・社会の深刻な問題を明らかにした。それは現在の政界が、成蹊、成城、学習院、関東学院などの大学を出たお坊ちゃま・お嬢さまの政治家を、一生懸命勉強して東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学などを卒業した叩き上げの政治家や官僚が支えている構図になっていると解説していますが、「ポスト安倍」の時代は、「軽い神輿」を担いでみんなでおいしい思いをすることはやめなければならない?

そんなものが通用した時代は終わりだと意見を述べて居ますが、次の首相は「軽い神輿」ではなく、能力があり、さまざまな修羅場を経験した実力者がなるべきだ。まじめに努力した人が報われる、まっとうな社会をつくらなければならない。そのことを痛感させてくれたことが、安倍首相の「逆説的」な功績なのかもしれない】との解説をされて居ますが、この様な評価は「父つぁん」の気持ちの受け取り方にストンと落ちません。

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