一昨日に続いて日本の未来を担う若者の国際比較テスト問題点が浮き彫りになり、日本の文科省評価で問題回避をして居る様に見えます。言い訳に読書習慣のある生徒の方が平均点が高いことも分かったと言って居ますが、小説などを月数回以上読む生徒の平均点は531点で、読まない生徒より45点高かった。日本の国力は戦後の敗戦を復興するには若き頭脳と汗をかく姿勢を使わないと資源の無い国を維持できません。この記事は日本の頭脳と企業が世界からAIの「日本は論文占有率でも研究者の数でも存在感が薄い」と、日本勢の没落象徴=盛衰の末、パナソニック半導体撤退と言われて何が原因なのか悲しい記事ですが優勢だった時代に戻れないのか?
矢張り教育における問題点も言われて久しいが、真剣に取り組まなければ没落傾向は止まらない。
2019.12.3 18:18ライフ教育
PISA調査 日本の読解力低迷、読書習慣の減少も影響か
平均得点の国際比較
本などをよく読む生徒読解力平均点
3日に公表された国際学習到達度調査(PISA)で、日本の高校生の読解力低下が浮き彫りになった。文部科学省によれば、パソコンを使ったコンピューター形式のテスト形式に不慣れなことや、記述式の問題を苦手としていることなどが要因として考えられるという。ただ、本や新聞などをよく読む生徒の方が平均点は高く、読解力低下の結果には、読書量の減少も影響しているようだ。
日本の読解力の順位は、前々回の2012年調査では過去最高の4位だったが、前回の15年は8位、今回は15」位と急落した。
文科省によれば、小6と中3を対象に毎年実施している全国学力テストなどでは、特に学力低下の傾向はみられないといい、同省担当者は「今回のPISAで読解力がなぜ低下しているのか要因を特定するのは難しい」と話す。
考えられる一つは、15年から導入されたパソコンを使ったテスト形式に不慣れなこと。日本の生徒は紙の筆記テストに慣れ、ポイントとなる部分に線を引くなどして思考を深める傾向があるため、パソコンではそれができず、戸惑うケースが多かったとみられる。
また、インターネットのサイトから必要な情報を探し出したり、情報の信憑性を見極めて対処法などを自由に記述させたりする問題の正答率が低かった。日本では選択式問題のテストが多く、記述式が苦手な生徒が多いと指摘されてきたが、PISAでもそれが浮き彫りになった格好だ。
また、読書習慣のある生徒の方が平均点が高いことも分かった。小説などを月数回以上読む生徒の平均点は531点で、読まない生徒より45点高かった。新聞を同頻度で読む生徒の平均点も、そうでない生徒より33点高かった。
テスト以外にもアンケート調査が行われたが、活字離れが進んでいる実情も明らかになった。日本の場合、新聞を月数回以上読む割合は21・5 %で、9年前の09年調査に比べ36・0ポイント減少。雑誌を読む割合も30・8 %で、33・8ポイント減少した。
文科省の方針でゆとり教育?がなぜこんな結果に為ったのか?その時の官僚に責任があるとは言いませんが、この結果でゆとり教育の見直しも必要かも知れませんが、日本は一時の日本においては世界で覇権を握って居たのに企業は研究の投資に目を向けていたのだろうか?市場にばかり目を向ける姿勢が高齢化社会や人手不足にばかり懸念を抱き生き残りを懸け、大きな市場として中國に阿て居たので経団連の企業が安倍政権に圧力を掛けて大挙して中国詣でをして居たのかな?日立製作所、NEC、三菱電機が再編に動き「エルピーダメモリ」や「ルネサスエレクトロニクス」が誕生。しかし、エルピーダは12年に破綻し、かつて米国勢切り崩しの先鋒(せんぽう)だった東芝は18年、半導体子会社を米投資ファンドを軸とする企業連合に2兆円で売却した。実に様々な対応に企業トップが企業を維持するのに見事に表れている!
2019.12.3 17:04ライフ教育
PISA調査 日本の15歳、読解力15位 3年前より大幅ダウン 科学・数学的応用力はトップレベル維持
日本の順位の推移
PISAでは日本の高校生の読解力低下が浮き上がった
経済協力開発機構(OECD)は3日、世界79カ国・地域の15歳を対象として2018年に実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。日本は読解力が前回(15年調査)の8位から15位と大きく後退したほか、数学的応用力が前回の5位から6位に、科学的応用力も2位から5位に順位を落とした。文部科学省では、読解力の記述式問題などで課題が浮き彫りになったとみて、学力向上策など検討する。
調査は3年に1度、義務教育修了段階の子供たちを対象に読解力と数学的・科学的応用力を測るもので、今回は男女約60万人が参加。日本からは全国約6100人の高校1年生がテストを受けた。
それによると、日本の読解力の平均点は504点で、OECD加盟国平均の487点は上回ったものの、前回の15年調査より12点、前々回の12年調査より34点低かった。
文科省によると、全体の約3割を占める自由記述式の問題で得点が伸び悩んだといい、正答率がOECD平均を2割近く下回った問題もあった。文科省担当者は「自分の考えを他者に伝わるよう、根拠を示して説明することに課題がある」と分析している。
また、インターネットのサイトから必要な情報を探し出すなど、ネット社会を反映したような問題でも日本の正答率はOECD平均より低かった。
一方、数学的応用力は527点(OECD平均489点)、科学的応用力は529点(同489点)。前回に比べ5~9点低かったが、文科省では「引き続き世界のトップレベルを維持している」としている。
国・地域別の平均点順位は、3分野とも中国の「北京・上海・江蘇・浙江」が1位、シンガポールが2位、マカオが3位で東アジア勢が上位を占めた。OECD加盟国の中では、読解力と科学的応用力はエストニア、数学的応用力は日本がトップだった。
OECDの国際学習到達度調査(PISA) 15歳を対象に義務教育で学んだ知識や技能を実生活で活用する力を評価するテスト。出題は「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の3分野。OECDに加盟する国以外に、地域単位でも参加している。2000年から3年ごとに実施され、今回は読解力を重点的に調査した。15年からは実施形式を筆記からコンピューター使用に移行した。
日本の経団連が中國市場が欲しくて形振(なりふ)り構わない姿勢はこんな処にも有るのでしょう?中国ではなく東南アジアや難しい状況を変更するには余りにも巨大化してしまったのでしょう。先を見据える経営体質が無く没落を防ぐ手立てを何故して居なかったのか悔やまれる。そんな事が背景に有って中國の習近平主席の国賓待遇を撤回できないのか!中國がらみの台湾、香港、ウイグル、チベットの問題にも踏み込んだ発言が出来ない安倍政権の多いなる憂いが存在して居るのか?
平成30年4月、インタビューに答える中村哲さん=福岡市
憲法9条が私を守って呉れると廻りに仰って居た中村さんがアフガンで命を落とされた記事を見て日本人のナイーブな面を見る思いです。
治安の劣悪なアフガニスタンで長年、復興支援に携わってきた日本人医師、中村哲さんが現地で銃撃され、死亡した事で「俺っち」の深読みでなければ良いけれど?
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