2019年11月27日水曜日

「日本のトイレ文化は『KAWAII』と同様に世界発信すべき」


日本のトイレ事情の話題に世界が注目されて久しいが、意外にこのトイレが命に直結する様な事ってあるんですね?世界には清潔なトイレがないために命を落とす子どもも少なくない。タブー視されがちなトイレ問題を、ユーモアを交えて伝えるシンガポールのジャック・シムさんが現状を訴える。だが現在、世界人口の15%にあたる10億人が屋外で排泄している実情がある。清潔なトイレと水がないため、WHO(世界保健機関)によると毎年、5歳未満の子どものうち525千人が下痢症で亡くなっているんだそうです。「日本は世界で最もトイレに関する美意識を持った国」とジャックさん。「トイレ文化は日本の誇りであり、日本食、マンガ、『KAWAII』などと同様、どんどん輸出していくべきソフトパワー」と称賛する。一時中國の人が温水便座を爆買いして居た様に、日本も公衆便所にシャワー便座がかなり普及して来た様に、諸国の認識は日本のトイレ事情に注目して居ます。
日本の状況を世界の報道機関が取り挙げる事も多くネットで目にする事が出来ますので自分の居る場所では当たり前でもトイレ企業の益々の研究?で進化するトイレがまだまだ出来る事を見なおす事が有るのでしょうか。
電気の無い生活ではこの様なトイレが現在では考えられない。もし、帰国しても今の生活で電気が送られてこない環境では使えないと想像する事で、緊急時に灯りには電池やソーラー発電で対応できる様に考えて諸国に合わせた物を作れば面白いと思う。
この話題は電気の生活が当たり前の我々が、昔から日本では「トイレを磨くとその人の精神性が高まる」なんて、他の国にはない価値観ですよ。来年、五輪の開催国として各国からの訪問者を迎えるのは絶好の機会。電気のない生活を送る人の国では、世界に約11億人いるという未だに電気の恩恵に浴して居ない処で初めて電気が生活に入って来た国の変化をトイレ事情で見て下さいね⁈


2019/11/21  11:30 


ミスター・トイレが称賛「日本のトイレ文化は『KAWAII』と同様に世界発信すべき」


© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 ジャックさんは、もともとはシンガポールの貧しい村の出身だ。集落で使われていたのは汲み取り式の共同トイレだった。教科書が買えず、勉強ができない時期もあった(写真


 トイレ問題に取り組む社会起業家がいる。世界には清潔なトイレがないために命を落とす子どもも少なくない。タブー視されがちなトイレ問題を、ユーモアを交えて伝えるジャック・シムさんが現状を訴える。AERA 20191125日号に掲載された記事を紹介する。
*  *  *

「私こそがトイレ問題のスポークスマン!」

 そう話すのは、「ミスター・トイレ」こと、社会起業家のジャック・シムさん(62)。下ネタだからと敬遠せず、大真面目に「大」問題に取り組む。10月末、『トイレは世界を救う』の出版を機にシンガポールから来日した。

 ジャックさんの働きかけにより、国連の全会一致で1119日を「世界トイレデー」と制定したのが2013年。翌年にはインドのモディ首相が「1.2億個のトイレを作る」と宣言。近年は中国の習近平(シーチンピン)主席も「トイレ革命を起こす」と公言している。

 そもそも、トイレは人々の話題にのぼらない「タブー感」が問題だという。タブーを払拭する手法としてジャックさんが重視しているのが、ユーモアだ。何と言っても、彼が01年にシンガポールに創設した組織の名前が「WTO(世界トイレ機関)」。今や58カ国にまたがる235もの団体やメンバーと協力関係にある。「本家本元の『WTO(世界貿易機関)』から提訴されなくてよかった」と笑う。

「このネーミングこそが最大の『笑い大作戦』。ゲリラ戦略とも言える。人々を笑わせると同時に、人々の関心も引くことが出来るのだから」

 私たちは168回、年間にして2500回もトイレの世話になっている。トータルで人生の3年間はトイレにいる計算だ。だが現在、世界人口の15%にあたる10億人が屋外で排泄している実情がある。清潔なトイレと水がないため、WHO(世界保健機関)によると毎年、5歳未満の子どものうち525千人が下痢症で亡くなっている。毎日1400人以上が命を落としている現実は、重い。

「健康こそが貧困問題解決の一丁目一番地。だからこそ、トイレが世界で最も安い薬なんです」

 もともとは、ビジネスマン。建設業をはじめ、16もの会社を起業した。40歳で社会起業家に転向。今後必要なのはお金ではなく、人生の残り時間をかけるにふさわしい「生きる目的」だと思うようになったからだ。その目的こそが、「トイレだ」と。

「私自身、前からトイレの問題が大きな社会課題だと気づいていたわけじゃない。でも、この事業を始めた40歳の時は、すでに40年トイレ経験を積んでいたわけで(笑)。世の全ての人が、トイレ経験者なんですよ」

 課題の一つに、女性のレイプの問題もある。世界中の女性の3人に1人が安全なトイレ環境がないのが現状だ。特にインドでは、レイプの30%が屋外で排泄する時に起きているという。
「トイレに行くという日々の行動が、怖い経験になってしまっている」とジャックさんは指摘。学校にもトイレがなく、プライバシーが保たれないため、「生理中の女の子が学校に行かなくなることもある」のだという。

「日本は世界で最もトイレに関する美意識を持った国」とジャックさん。「トイレ文化は日本の誇りであり、日本食、マンガ、『KAWAII』などと同様、どんどん輸出していくべきソフトパワー」と称賛する。

「トイレを磨くとその人の精神性が高まるなんて、他の国にはない価値観ですよ。来年、五輪の開催国として各国からの訪問者を迎えるのは絶好の機会。『トイレの神様』のようなポップソングを、是非、英語やスペイン語、中国語などに訳して、世界中の人々に日本のトイレ文化を広めてほしい」
(ノンフィクションライター・古川雅子)
AERA 20191125日号

「日本は世界で最もトイレに関する美意識を持った国」とジャックさん。「トイレ文化は日本の誇りであり、日本食、マンガ、『KAWAII』などと同様、どんどん輸出していくべきソフトパワー」と称賛する。一時中國の人が温水便座を爆買いして居た様に、日本も公衆便所にシャワー便座がかなり普及して来た様に、諸国の認識は日本のトイレ事情に注目して居ます。
日本のトイレ事情を訴える記事ではなくトイレその物を完備する事を訴えて居ますが、追いかける途上国は日本のトイレをもし知って居るのであればトイレを完備する時に日本の様なトイレを設置する事を要望するに違いありません。
電気や電話、まだ普及して居ない時代から現在までの歩みを見て見れば当然今の発展して来た道程をカットして直ぐに使える環境にしたいと思う国が有って当然です。わざわざ日本と同じ様に電柱を敷設して電気や電話線を通す事より各家庭にソーラーパネルや無線中継局を作る事の方が遥かに安く仕上がる。
例えばカンボジアは、階級差のない共産主義を目指したポル・ポトがクメール・ルージュによって知識人階級、大都市住民、ベトナム系住民、公務員、宗教指導者らを標的にして推定150万人から200万人ものカンボジア人が飢餓、処刑、病気そして過労によって命を落としたと言われて居ます。1976年から1979年までクメール・ルージュの支配が終焉するまでの間壊滅的な経験をして居たのだ。我が日本でも同じ独裁者が現れないとは言い切れない。この様な歴史を忘れてはいけない!
たかだか40年程前に起こった事実を一企業とはいえ、他国の協力で明るい未来を見つめて頑張る姿が頼もしい!利益追求に邁進する企業にもこの様な取り組みが行われて居る事に一抹の希望を見出した。
カンボジアの悲劇を知らずに自由に動ける「俺っち」には、想像できないけれど、そうなれば太陽光発電システムを見直して、国民に本当の電源ミックスでエコも必要であるがこの様な小さなソーラシステムがどれだけできるのか考えても良いだろう?

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