この事件はラジオでも実況中継され樺美智子さんの死は多くの人に衝撃を与えることとなったが、1960年6月17日に在京マスメディア7社は共同宣言を発表し、その中で学生らのデモを「暴力」であるとして「暴力を排除し議会主義を守らなければならない」と述べたとされ、約60年前の日本での話です。現在の他国で行うデモの切っ掛けや情報はネットという武器で情報を知り発信する事で共鳴者が多く集まる。韓国で文在寅大統領の政策を支持するデモと文在寅大統領及び曺国(チェ・グク)法務長官弾劾と韓国を二分するデモが行われて、ロウソクデモ当時を上廻る人数で世界の耳目を集めている。
先ずは韓国の文在寅大統領退陣要求から見て貰います。
李 正宣 2019/10/05 06:00
国民の怒り沸騰、大統領退陣要求デモに沈黙の文在寅
© Japan Business Press Co., Ltd. 提供 10月3日、ソウルの光化門広場には文在寅大統領の退陣を求める人々が集まった(写真:YONHAP
NEWS/アフロ)
韓国の建国記念日で祝日だった10月3日。大統領府の鼻の先にある光化門(クァンファムン)で、曺国(チョ・グク)法相と文在寅(ムン・ジェイン)大統領を激しく糾弾する大規模な集会が行われた。光化門からソウル駅までの道路を埋め尽くした今回の人出は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領を弾劾に追いやったろうそく集会に匹敵する規模となった。
大統領府に押し寄せる退陣要求デモ
10月3日、野党の自由韓国党とウリ共和党、そして「文在寅下野のための汎国民闘争本部」の保守3団体は、それぞれ光化門とソウル駅、市庁前で大規模な集会を企画した。集会開始は午後1時の予定だが、その数時間前から光化門一帯は人、人、人で溢れていた。あまりの大群衆に、駅ホームでの事故を懸念したソウル地下鉄公社は、集会地域を通過する5号線の光化門駅に列車を停車させずに通過させるという非常運行を余儀なくされた。ちょうど昼食時間を迎え、光化門一帯の食堂やコンビニの前には集会参加者が長蛇の列をなして、携帯電話とデータ通信が利用者の急増で一時不通になるほどだった。
そしていよいよ午後1時、自由韓国党が主催する集会で壇上に立った黄教安(ファン・ギョアン)党代表との羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は、予想をはるかに超える人波に鼓舞されたかのように、声を高めて演説を始めた。
「(曺氏は)聴聞会の時からむいてもむいても(疑惑が)出てくるタマネギだと思いましたが、その後も毎日10~15件ずつ新しい(疑惑の)証拠が出ています。そんな人を法相に任命するなんて、(文大統領が)正気だと思いますか?」(黄教案)
「先週、瑞草洞の最高検察庁の前に集まった(曺氏の)支持者は200万だと彼らが言いました。なら、今日、(集まった)私たちは2000万にはなるんでしょうね、皆さん!」(羅卿瑗)
同じ時刻、自由韓国党集会の裏の教保(キョボ)文庫前に設けられた「文在寅下野のための汎国民闘争本部」の集会現場では、洪準杓(ホン・ジュンピョ)元自由韓国党代表が「文在寅弾劾決定文」を朗読していた。
「<主文>国民の名で文在寅を弾劾する。
文大統領は、憲法3条の内乱罪(刑法87条)、外患誘致罪(刑法92条)、與敵罪(刑法93条)をそれぞれ犯した。国憲を乱し、ベネズエラ左派独裁を追従した半自由市場政策で民生を破綻させ、陣営中心の左派優先と分割統治で国民分列を犯した・・・」
ソウル駅で行われたウリ共和党の集会では文在寅大統領の逮捕と朴槿恵前大統領の釈放を要求するスローガンが叫ばれた。
© Japan Business Press Co., Ltd. 提供 デモ隊が掲げたプラカード「機会は平壌らしく、過程は共産党らしく、結果は金正恩の国らしく」。文在寅氏の就任演説の中の「機会は公正に、過程は公平に、結果は正義に」という言葉を皮肉っている(筆者撮影)
三者三様の集会だったが、これらの集会に通底するのは、曺国法相と文在寅政権に対する参加者たちの怒りだ。
「やろうと思えば曺国が子にしたのと同じことができるのに・・・」
自由韓国党の集会に参加するために江南からやって来たという6人の若い保護者らに話を聞いてみた。それぞれの子どもがみんな同じ学校に在学中だというこの父兄たちは、「曺国に対する憤りを堪えられず、参加した」と心情を述べた。
「私たちもやろうと思えば、曺国が自分の娘にやったようなことを我が子にしてやることができる地位にある。しかし、それは子どものためにならないと思って、我が子には自らの努力で大学に行くことを勧めてきた。しかし、曺国を見て、私たちがただ子どもを苦しめているのではないかと後悔している」
彼らは、いわゆる韓国の上流10%の層が住むといわれる江南地域の住民たちで、彼らの子どもらは同じインターナショナルスクールに通っているという。米国の市民権者で、夫が国際弁護士だと明かした女性は、「曺国ほどのスペック(地位や富)は、我が父兄の間ではありふれている」とし、「我々は(曺氏のような真似が)できないのではなく、正しくないことだからあえてやらないのだ」と強調した。
午後4時過ぎ、各団体が主導した公式集会が終わると、参加者たちは一斉に大統領府に向かって行軍を始めた。行軍に乗り出した市民らの手には「曺国辞任、文在寅退陣」「曺国拘束、文在寅拘束」などのスローガンが書かれたカードと太極旗が握られている。
行軍中に出会った50代の主婦は、息子が医大に通っていると明かした。
「今、医者たちも大騒ぎになったそうです。あんなにダメな子が医大へ入学できたら、私たちは医者をどうやって信じることができますか。医師の信用を地に落とした曺国の娘の医学専門大学院入学を直ちに取り消さなければなりません」
大統領府に向かって行進していたデモ隊は、大統領府手前の路地で警察のスクラムに塞がれ、足を止めなければならなかった。この日、動員された警察は90個中隊の6300人にも上った。透明の盾でスクラムを組んだ警官隊の中には、デモ隊を塞ぎながら、カメラを高く掲げる者もいる。スクラムを突破しようとする市民に法的な責任を問うための証拠収集なのだ。この過程で、デモ隊と警察の間でのもみ合いが起き、46人のデモ参加者が警察に連行された。
© Japan Business Press Co., Ltd. 提供 大統領府近くの路上で警察隊と対峙するデモ隊。デモ隊は深夜まで路上を占拠し、道端で仮眠をとる人もいた(筆者撮影)
警察に行進を阻まれたデモ参加者らは、その場に座り込んで「文在寅退陣、文在寅弾劾」を声高に叫んだ。韓国メディアによると、警察が作った盾のスクラムは、彼らの声をさらに大きく鳴り響かせる効果があるらしい。デモ隊の叫びは轟音となって辺りに鳴り響いた。2008年、狂牛病への懸念から米国産牛肉の輸入再開に反対する大規模なろうそく集会が発生した際、大統領府の前まで押し寄せたデモ隊の怒りの声は大統領府の中にまで聞こえたという。当時、李明博(イ・ミョンバク)大統領は一晩中鳴り響く民衆の怒りの声を聞きながら裏山に登って「朝露(韓国の有名なデモ曲)」を歌ったと涙ながら振り返ったことがあった。
退陣要求デモ参加者は300万人とも
ところで、この日、集会に参加した人数はどれほどになったのだろうか。自由韓国党は300万人だと発表したが、警察は公式推定をしなかった。
一方、TV朝鮮は、警察が使用する「フェルミ技法」(3.3m2の空間に人が座ると6人、立っていると9人で計算する方式)を使い、10~12車線の道路が長さ2.1キロメートルに渡って人々で埋め尽くされたとの観測から、約32万人と推計して見せた。これは2016年12月に当時の朴槿恵大統領の退陣を求めて光化門を埋め尽くしたろうそく集会時に警察が推算した数字と同じだ。ちなみに、当時のろうそく集会の主催側は、参加者を「170万人」と発表しており、警察がわざと人数を少なめに発表していると強く反発した。それから、警察は集会人員の推定値を一切公開しなくなった。
筆者はこの日の集会に参加してみて、2016年のろうそく集会の熱気がもう一度再現されていると実感した。というのも、保守団体の集会ではめったに見られなかった若者層や子連れの家族単位の参加者があちこちで目立っていたからだ。さらにこの日、大学生らは、大学路(テハンノ)で大学連合で独自のろうそく集会を開き、これまた5000人(主催側推算)の学生が参加する盛り上がりを見せた。
「光化門広場で徹底討論する」との発言は
2017年5月10日、光化門で開かれた大統領就任式で、文在寅大統領は次のように宣言した。
「この日は真の国民統合が始まる日として歴史に記録されるでしょう」
また、2017年2月に放送局がセットした大統領候補討論会では次のような話もした。
「そのようなことはないだろうが、(デモ隊が)退けと言うなら、私は光化門広場に出て市民たちの前に立ち、徹底討論でもして説得するように努力を傾ける」
「デモの代表団を大統領府に招待し、十分に対話したい」
しかし、文在寅大統領府は、光化門集会について「特に言うことはない」と、一切沈黙を保っている。
9月29日に瑞草洞で開かれた「検察改革」の訴える支持者たちの集会について、「予想しなかった多くの人たちが集まった」、「数多くの人たちが声をそろえたことを重く受け止めるべきだ」と言及した時の態度とは明らかに違う。
© Japan Business Press Co., Ltd. 提供 文在寅氏の支持基盤とされる全羅北道から上京したデモ参加者ら。「従北剔抉」「文在寅退陣」「曺国拘束」などのカードを手にしている(筆者撮影)
一方、文大統領の支持者たちは戸惑いを隠せないようで、インターネット上では10月5日に開催される「瑞草洞集会」に総動員令が急速に広がっている。そして、祝日の10月9日にはもう一度光化門広場で曺国と文大統領を糾弾する集会が開かれる予定だ。
毎週のように、政権支持と政権糾弾のデモが代わり番こで繰り返される状況はいつまで続くのだろうか。大統領就任から876日、韓国が真っ二つに分断された現状を、文在寅氏はどう受けとめているのだろう。
続いて曺国(チェ・グク)法務長官退任求めるデモを見て貰って、後日改めて香港の事情をチェックしますね。
それにしても韓国の世論を今迄文在寅大統領の政策を実行する体制に組み替えて虎視眈々と北朝鮮の体制を容認するために行った法整備に文在寅大統領の発表やら対策を示して居ない。本来ならば何らかの発言や対策を打ち出すのでしょうが?未だになんの青瓦台発表もせずに沈黙して居るようです。
菅野 朋子 2019/10/05 06:00
「進歩派の十八番のはずが」チョグク退任求めるデモが、朴槿恵弾劾以上の動員を記録した意味
「曺国辞任、文政権退陣」
10月3日、保守派の怒りが爆発した。
© 文春オンライン 10月3日の保守派デモ(著者提供)
祝日だったこの日、ソウル市の中心部、光化門広場からソウル市庁、そしてソウル駅までのおよそ2キロの車道(10~12車線)は人人人の“人波”となった。光化門広場は2016年冬から2017年春にかけて朴槿恵前大統領の弾劾を要求する「ろうそくデモ」が開かれた場所。「デモは進歩派の十八番」といわれた韓国で保守派のデモがここまで参加者を集めたのは「前例がなく、歴史的な出来事」(中道系の韓国紙記者)だという。
光化門広場周辺の道路には地方から来たバスが列をなして止まり、人が続々と降りてくる。
その中の2人組に声をかけると、大田から来た60代の夫婦だという。「生きていて韓国のこんな堕落した風景を見るとは思いませんでした。曺国は即刻辞任、文在寅も退陣しなければ国を建て直せない」とやや興奮ぎみ。
開始時刻(午後1時)の30分前だったが、光化門広場はぎっしり人で埋め尽くされていて、場所がない人々はぞろぞろとソウル市庁方向に歩いていた。歩きながら声をかけたソウル在住の60代の女性は一人でやって来たと話す。
「デモは初めてです。私は保守派でも進歩派でもないのですが、今回は保守側の意見に賛成です。子供の入学については母親だったらそこまでしたい気持ちも分からなくもない。でも、他の不正疑惑がある人を法相に任命するなんて、あまりにも酷すぎると堪忍袋の緒が切れました。孫のためにも道理ある国にならないと」、そう言いながら、「それにしてもすごい人数」と感嘆した表情だった。
大学生の息子を持つという50代の夫婦も初めてデモに参加したと話し、「検察改革はすべきでしょう。しかし、疑惑も晴れていない人物を法相にしてそれがやり遂げられますか? このまま黙っていては国の秩序が乱れてしまう。あまりの茶番の連続に我慢の限界を越えました」とやりきれなさを露わにしていた。
集まった人数は朴前大統領弾劾の「キャンドルデモ」以上
論争になるとして3年ほど前から警察がデモに参加した人数を発表していないため、参加者数の正確なところは分からない。ただ、羅卿ウォン自由韓国党院内代表は、「(9月28日の)瑞草洞の(進歩派の)デモが200万人なら今日のわたしたちは2000万人」と叫び、自由韓国党は300万人集ったと主張している。朴前大統領弾劾時のキャンドルデモが100万人と言われていたことを考えれば、それ以上の人数が集ったことは確かなようだが。
同じ日の夕方には大学生がまた別の場所で、「曺国辞任」を訴えた。こちらには500人の学生らが集ったと報じられた。前出記者が言う。
「保守派のデモにこれだけの人数が集ったのは、瑞草洞の進歩派のデモが起爆剤になったといわれています。進歩派の主催者側が200万人と発表しましたが、あんな見え透いたウソをなぜ口にしたのか……、それだけ進歩派は今の状況に焦っているのかもしれませんが」
保守派デモの起爆剤となった出来事は?
保守派のデモから遡ること5日前の9月28日土曜日。
ソウル中央地方検察庁があるソウル市南にある瑞草洞で、ソウル中央地検側では進歩派が、道路を挟んだ大法院(最高裁判所)側では保守派のデモが行われた。
当日、瑞草駅出口からは人が湧き出るように出てきていた。
「あのー、どちらですか? (曺国法相)辞任、ですか? それとも、改革(検察)ですか?」
警官がもごもごと質問する。保守派側のデモに向かっていた初老の男性が、「検察改革だー!」、そう声を上げると、警官は慌てて、「あっ、じゃあ、そちらではなくて、こちらです、こちらですから」と急いで進歩派側に誘導した。
警官は両者のデモの入り口あたり、合わせて8車線の車道を横切るように一列に並んで、保守派、進歩派側へと向かう参加者の“交通整理”を行っていた。その光景はまさしく「南南葛藤(南北ではなく、韓国内でのイデオロギー対立)」の一コマだった。
保守派は進歩派より1時間早くデモを開始すると予告していたが、その時間でも進歩派の参加者の数は圧倒的だった。これは中に入れなくなるかもしれないと思い、まず、進歩派側の歩道を突き進んだ。
開始時間の1時間前だというのに人、人、人。途中、顔見知り同士が挨拶したり、握手したりで流れが止まる。歩道側の狭い空間では、「曺国 守護」と書かれたポスターを手に、小さなラッパをパラッパ、パラッパと吹きながら、シュプレヒコールを挙げている団体もいた。
進みながら、団体には所属していなそうに見える一人で来ていた人に話しかけた。
「検察改革は行われないといけないのです。政治検察はもう要らない。公捜処が必要なんです。それができるのは曺国法相。彼しか信じられる人はいない」(60代、男性、ソルウ在住)、「盧武鉉(元)大統領の時も曺国法相の今の疑惑についても検察はやり過ぎです。今、権力を削がないと、検察を改革しないと韓国は幸せになれない」(50代、女性、江原道在住)、「曺国のことは分からないですけど、検察改革は必要なんです」(40代、夫婦、ソウル在住)などの応えが返ってくる。ちなみに、公捜処とは「高位公職者非理(不正)捜査処」の略で、国会議員や官僚、判事や検事などの高位公職者の不正を捜査する部署のことだ。
そのままずんずん前に進んでいくと、突然、視界が開けて、思わず、あっと声が漏れた。
車道の真ん中に小さな舞台が設置されていて、その向こう側、上り坂一帯は豆粒のような人でびっしりと埋まっていた。舞台に設置されたスクリーンでは曺国法相の一連のニュースが映し出されていて、舞台からは「検察改革」「曺国 守護」を叫んでいる。
進歩派デモの日、保守派は虚脱ムード
今度は保守派側にまわろうと、また、来た道を引き返した。進歩派側の参加者はどんどん増えていて、保守派側との衝突を阻止するため、車道の中央に並んでいた警官はあっけなく瓦解していた。それでも、人波で大法院側に押されながらも、うねった隊列をかろうじて守っている。
なんとか瑞草駅近くまで戻り、保守派側に入り込むと、進歩派とは比べものにならないほど人が少なくて、あ然とした。虚脱ムードまで漂っていて、声を出すことに疲れて座り込んでいる人、進歩派側をただただ、じっと眺めている人もいた。
60代後半のソウル在住という女性は、「あちらは地方からバスで人を運んでいるというんですよ。デモに慣れていますからね。人集めも上手なんです」と言い、「検察の改革についてはよくわかりませんが、夫人も逮捕(実際は在宅起訴)されて、まだ疑惑も拭えていない曺国を法相なんかにしちゃ、韓国はだめになります」と訴えながらも、進歩派の人の多さに圧倒されている気色が声ににじみ出ていた。
しかし、10月3日、これが反転したのは冒頭のとおりだ。
進歩派はデモの参加者を200万人と発表したが、実際は……
進歩派は9月28日のデモについて参加者人数は200万人と発表したが、最寄り駅2カ所の下車数は10万人あまりと公表された。この発表が10月3日に保守派を結集させたきっかけとなったというのは前述したが、「『検察改革』には同意する人は多いですから、デモに参加した一般市民もいるかと思いますが、デモを開いたそもそもの目的は曺国事態で揺らいだ進歩派が支持者を結集させたという見方が強い」と別の中道系の韓国紙記者は言う。
「来年4月の総選挙には次の政権をにらんで進歩派、保守派ともに絶対に負けられない。その攻防戦なのです」。
曺国氏を法相に任命したことにより、進歩派内の分裂も表面化し始めているといわれる。
「曺国事態、進歩派を分かつ」(京郷新聞)。
10月2日、進歩系といわれる韓国紙の1面にこんな見出しが躍った。記事はこう始まっている。「『(今回の曺国事態は)進歩陣営へ大きな傷を残すのではないかと思います。容易くはふさがらないかもしれない』。労働運動家のハン・ソクホ前民主労総社会連帯委員長は、“ 曺国政局”で確認された汎進歩市民社会の溝を“傷”という言葉で説明した」。
前出記者はいう。
「進歩派の中枢(大統領やその周辺)が権力化してしまったということです。自分たちの権利だけを守ろうとする動きが露骨になった。進歩派内での民主化が問われている。
そして、それが10月3日の保守派のデモに見られたように、保守派の再結集を呼び起こしたかもしれません」
2つのデモを見ながら、朴前大統領の弾劾、罷免当時を思い出した。韓国の保守派も、あの時から内部の分裂が顕在化し、親朴派と非朴派に分かれたまま、その溝は埋まっていなかった。しかし、今回の動きでそれがどうかわっていくのか。
さらには、保守派の再結集によって、今度は進歩派がどんな動きを見せるのか。
“曺国事態”がもたらす進歩派の分裂は来年4月の総選挙、さらに次期大統領選挙にどんな形となって現われるのか。
3日、曺国法相夫人の事情聴取が行われた
3日午前、曺国法相夫人がソウル中央地検に非公開で呼ばれ、出頭した。子女の不正入学疑惑などについての夫人の事情聴取はこれが初めてだ。
検察の捜査もいよいよ大詰めを迎えた。
曺国法相は、“守護”となるか、それとも“辞任”となるか。“Xデー”が近づいている。
(菅野 朋子)
ロウソクデモが2008年李明博政権の時でこの様なデモでその結果を忘れた訳では無い筈です。「父つぁん」が見た他の記事で、同時に文在寅大統領の支持をして居るデモも同じ規模でデモもあった様です。韓国の文在寅大統領の弾劾を叫んでいる人にとっては残念ながら民主主義の選挙によって選出した政権が行う事で空しい思いが有るのでは?
状況によっては「火病・ふぁっぴよん」「鬱火病(うっかびょう、うつひびょう、ウルァッピョン/ウラッピョン)」体質の韓国人には時の風潮に流されてしまうのでしょうか?
我々も選挙権を行使する時の見本として行きたい。明日も文在寅大統領の韓国騒然!反文デモに“300万人”集結を続けて於きます。
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