2020年6月2日火曜日

「やたら漬け」135年の歴史に幕…コロナで客激減

安倍マスクが色んな形で言われて居ますが、民間の善意で手作りマスクを寄贈した記事につられたのか政府の対応を世界で此れが政府で遣る事なのか?と揶揄する声もあった様です。

好いじゃ無いか!遣らないよりは遣る方のが良いと思ってやるのを受け入れても好い。

確かに一億枚のマスクを作って配布する経費をもっと違う処に優先する事を考えての事かも知れない。前にも採り上げましたが、最近の話題で中学一年生が地元の自治体に手作りマスクを寄贈した事は自分のお年玉を使ってマスクの布を買って手作りで大変な労力を使った事を考えれば、さすがに日本の危機を乗り越える為には協力したいと言う気持ちの発露で感動と同時に嬉しくなります。

マスクは庶民である我々の身近な事だけれど、医療関係者は「武漢ウイルス」最前線での感染拡大で医療物資が逼迫(ひっぱく)する中、従業員はわずか約20人だが、子育てや介護、転勤、廃業などの事情で離職を余儀なくされた全国各地の縫製職人に、自宅で仕事をしてもらうネットワーク「マイホームアトリエ」を構築して、現在、約200人の縫製職人に仕事を依頼できる仕組みを持っている奈良県上牧町の縫製会社「ヴァレイ」が国の要請を受け、不織布の医療用ガウン10万枚を急ピッチで生産している。地元の靴下メーカーだけでなく、アパレルメーカー、ANAグループのボランティアも巻き込みながら、一丸となって窮地を乗り越えようと奮闘している

 2020/06/01  10:35

日本産へのこだわり医療用ガウン15万着、ANAも協力

https://www.sankei.com/west/news/200601/wst2006010006-n1.html


© 産経新聞社 日本産へのこだわり医療用ガウン15万着、ANAも協力 


 新型コロナウイルスの感染拡大で医療物資が逼迫(ひっぱく)する中、奈良県上牧町の縫製会社「ヴァレイ」が国の要請を受け、不織布の医療用ガウン10万枚を急ピッチで生産している。地元の靴下メーカーだけでなく、アパレルメーカー、ANAグループのボランティアも巻き込みながら、一丸となって窮地を乗り越えようと奮闘している。  (田中一毅)


© 産経新聞社 日本産へのこだわり医療用ガウン15万着、ANAも協力 


自宅を縫製工場に

 「医療用ガウンが不足しています。社長のところで縫えないですか?」

 4月上旬、経済産業省の担当者から縫製会社、ヴァレイを営む谷英希社長(30)のもとに一本の電話がかかってきた。医療現場では数千万枚単位で医療用ガウンが不足しており、本来使い捨てすべきガウンを数日間着続けるケースもあったという。7月末までに、不織布の医療用ガウン10万着を納めることになった。

 ヴァレイは谷さんが平成28年に起業したアパレルベンチャーだ。「KEITA MARUYAMA」などの有名ブランドからも縫製を請け負っている。昨年、中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出され、その縁もあって経産省から声がかかった。

 従業員はわずか約20人だが、子育てや介護、転勤、廃業などの事情で離職を余儀なくされた全国各地の縫製職人に、自宅で仕事をしてもらうネットワーク「マイホームアトリエ」を構築して、現在、約200人の縫製職人に仕事を依頼できる仕組みを持っている。

 ただ、4月、ガウン縫製の要請が来るまでは「仕事がまったくない状態だった」と打ち明ける。コロナ禍で同社も売り上げが激減。5月の売り上げも前年比95 %減となる見通しだった。国からの仕事は「医療従事者を救うだけでなく、収入が減った職人を救うことができる」と二つ返事で引き受けた。

自社製も5万着

 谷さんは「受注分だけではなく、自社でも作らないと医療用ガウンは足りない」と憂慮。国からの発注分10万着に加え、洗っても撥水(はっすい)などの効果が約2週間持続する自社製ガウン5万着も生産することを決めた。

 現在は奈良県内など5カ所にある協力工場とマイホームアトリエに登録する職人約60人が、1日約4千着のペースで縫製している。すでに自社製ガウンは1万着が完売した。

 もっとも、小さな縫製会社が計15万着の生産を一手に担うのは限界がある。そこで、検品作業などを有償で行うサポートメンバーを募集したところ、コロナ禍で打撃を受けた飲食店の従業員や留学生ら30人以上が登録。ANAホールディングス(東京都)からも協力の申し出があり、客室乗務員や操縦士ら1日当たり約30人のボランティアが、ガウンの腰に巻くひもの縫製や完成したガウンの検品、出荷などの作業にあたっている。

 また、ヴァレイが拠点を置く奈良県は、全国有数の靴下の産地。自社製ガウンは、地元の靴下メーカーに袖口の生産を依頼し、普段は医療用の衣料品を取り扱っていないアパレルメーカーも販売代理店の一つに加わった。

 「地元の経済を回すのも大切な役割ですから」。同じく収入激減の憂き目に遭った衣料品業界を救済することはできないか-。谷さんの思いはそこにある。

 また、感染拡大の影響で福井県にある繊維工場では大手アパレルメーカーの生産ラインがストップし、大量の生地の在庫を抱えることになったことを受け、その在庫を仕入れ、自社製ガウンとして生まれ変わらせる。

国産の存在価値

 今回、谷さんは国産の重要性に改めて気づいたという。「たとえ海外からの物流が止まったとしても国内に物資を供給できる態勢が必要。医療用のマスクやガウン、そしてお米。生活や医療に関する、人の命にかかわるものは日本で作っていかなければならない」

 そもそも谷さんが事業を始めたのも、国内縫製にこだわってきたためだ。

 経産省の工業統計によると、国内繊維産業の事業者数は、この20年で5分の1以下に減った。一方で、国内市場への衣類の輸入浸透率は増加し続け、30年には977 %となった。海外の安い加工賃の縫製が増えたことで、国内の縫製工場が廃業した。仕事を失った多くの職人の高い技術を生かすために谷さんが築いた「マイホームアトリエ」はある。

 コロナ禍によって、海外からの物流は簡単にストップしてしまうことも証明された。感染が世界的に収束すると海外製が再び流通するとみられるが、「国内生産のルートを確保しなければ、次の危機が訪れたときに立ち向かえない。収束後も、たとえ100枚と少ない数でも作り続けたい」と決意する。

 谷さんは「今、僕たちが感謝され、注目されるのは不安があるから。物資が足りていれば人は忘れる。医療現場で働く人に『日本で製造されているから決してなくならない』と安心感を与えて、一秒たりとも僕たちの顔を想像することがなくなればうれしい」と話している。

中國の市場に多くの希望を持って工場や販売を目指す大手のこの様な時期に国内縫製に拘る谷さんの考えが嬉しい。そもそも谷さんが事業を始めたのも、国内縫製に拘ってきた為だ。大きく為れば企業を大きくする事に知恵を出すトップが出て来るのが従来の遣り方に違いない。「武漢ウイルス」が落ち着けば間違い無く社会の考えも様変わりをして行くのではないか?前にも採り上げたマスクを扱う専門の東大阪市の衛生用品卸売会社「福西衛材(えいざい)」が、社内に備蓄していた子供用マスク1万枚を市に寄贈した件。マスクは、市内の認定こども園や保育所などに配られた。

谷さんは「今、僕たちが感謝され、注目されるのは不安があるから。物資が足りていれば人は忘れる。医療現場で働く人に『日本で製造されているから決してなくならない』と安心感を与えて、一秒たりとも僕たちの顔を想像することがなくなればうれしい」と話している。企業としても売り上げを企業としては当然なのにその様な企業も、日本人であると言う事に危機感を共有して応援したいよ。

さすがに日本の危機を乗り越える為には協力したいと言う気持ちの発露で感動と同時に嬉しくなります。そんな状況は企業の側も出来る様な会社が出て來る。次の話題は「武漢ウイルス」で老舗の商売を閉じるという個人商店や零細企業を救済する事が出来ない事で、この様な危機を日本経済の中心!「経団連」「同友会」「商工会議所」や他のでは何らかの形でトップの人からの声明や発言?も聞いてみたいね。

 読売新聞 2020/06/01  09:47

「やたら漬け」135年の歴史に幕コロナで客激減「映画祭の目玉だったのに」「寂しい」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200531-OYT1T50174/

 山形市旅篭町の老舗漬物店「丸八やたら漬」が31日、閉店し、135年の歴史に幕を下ろした。最終日はなじみの味を惜しむ客らがひっきりなしに訪れた。

 同店は1885年(明治18年)、みそやしょうゆの醸造、漬物作りで創業。売り上げの低迷で9月末の廃業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で売り上げの多くを占める観光客が激減し、閉店を早めた。

 閉店を知り駆けつけた山形県山辺町山辺の女性(86)は「子どもの頃から親しんだ味がなくなるのは寂しい」と話した。


© 読売新聞 閉店に際し、花束を受け取る新関社長(右から5人目)(31日、山形市旅篭町で)


 2年に1度開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭」では、映画監督や俳優らが併設する飲食店で交流するのが恒例となっていた。映画祭を運営する認定NPO法人の伊藤光一郎理事長(80)は「映画祭の目玉の一つだっただけに、残念」と話す。

 新関芳則社長(66)は閉店後、報道陣に対し「135年、代々、愛していただいた。閉店するとの報道後、たくさんの人が来店し、漬物1年分を買うと話した客もいた。感謝したい」と声を詰まらせた。

商売を行って居る企業纏めている「経団連」「同友会」「商工会議所」や他の組合関係者は「武漢ウイルス」で商売に個人経営の零細企業の救済が出来ない事を憂いても詮無い事ではあるが!生活圏の廻りを見て、同じ様な処も多いでしょうね!

「俺っち」としては今迄の店じまいをした数を聞いて、考えた末の閉店はまだしも倒産はさすがに桁違い!政府も救済策を発表して居ますが他国で救済金の手元に配る?速さは、早い処では2日(米国?)と早く行いました。日本では従来とは違うと急いで居るようですが、手続きの煩雑さが災いして何時に為れば救済できるのか判らない。

我が国の近海に目を向ければ、中國が連日の尖閣諸島問題や韓国の様に日本の領土である竹島の問題。

隙あらば我が国の領土と喚(わめ)く両国。あ~ぁ何とも情けない!

世界が「武漢ウイルス」問題でその対応に集中して居る事を良い事に、我が日本に対しては火事場泥棒そのものの所業!

しかもワクチン開発で他国の開発に遅れるなと世界に先んじる事に邁進中、もしこれが成功すれば世界に恩を着せる事を厭わないだろう?

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